
前田 章雄
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2026年09月01日 |
前田 章雄
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住まい・生活 |
ライフスタイル |
情報誌CEL (Vol.139) |
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都市の成り立ち、産業の発展、地域の暮らしの変化。そこには、エネルギーの供給や利用が深く関わる。そこで研究会を発足させ、大阪の郷土史をエネルギーの視点から読み解いてきた。エネルギーの変遷とその影響をたどり、歴史を現在と未来につなぐ学びの可能性を探る。
今の日本が使っているすべての一次エネルギーを石油に換算すると、ひとり当たり毎日一升瓶6本分に相当する(筆者試算)。現代の私たちはエネルギーを大量に使う生活をしているが、スイッチひとつで照明がついてお風呂が沸くなど、エネルギーに対して労力を要することは少ない。
だが、歴史を振り返ると、そうではない。山から運んできた薪を割り、柴を集めて火をつけなければ、ごはんを炊くことすらできなかった。エネルギー資源を確保することは最重要課題であり、私たちの生活や文化とも密接に関わってきた。そうした「歴史に学ぶ」ことで未来につなげていきたいという思いのもと、有志で研究会を立ちあげた活動について、ここに中間報告を行う。
「エネルギー視点の大阪ヒストリー研究会」の発足
子どもたちにエネルギー環境に関する教育を実践・推進することを目的として、学校教員が情報交換を行う「エネルギー環境教育関西ワークショップ研究会(以下関西WS)」がある[*1]。関西WSは2000年に発足し、現在の会員は約100名。筆者は2025年6月からアドバイザーとして参加し、今年度は「エネルギー・ワンポイント講座」と称したエネルギーの最新情報を提供している。
そうした活動のなか、各地域の郷土史とエネルギーとの関わりを掘り下げてみたいと提案し、趣旨に賛同された関西WS代表の山下宏文京都教育大学名誉教授をはじめとする有志で「エネルギー視点の大阪ヒストリー研究会」を立ちあげた。山下先生は、情報誌『CEL』137号で「教育現場から見た『伝える』の過去・現在・未来」に登場いただいている。研究会メンバーは小中学校や教育大学の教員だが出自はさまざまで、森林学や技術史、地理学や数学など多岐にわたっている。
[*1]エネルギー環境教育関西ワークショップ研究会 https://kansai-ws22.1web.jp/
情報誌CEL