2019年3月13日
語りべシアターでは、2014年より、"語りべシアターチャレンジ公演"と銘打って、ワークショップを体験した気鋭のメンバーで、作品づくりに取り組んでいます。この度は、3期にわたるワークショップ卒業生、6チーム24名により、オリジナル作品を発表しました。
昨年よりもさらに、各作品のクオリテイが向上し、満席のお客さまも、より地域に関心を高めていただいたのではないでしょうか。「生き生きと活動しているのが素晴らしい。感動した。」「よく調べてまとめてあり昨年より格段にわかりやすく面白かった」等の感想をいただきました。
プログラム
「三好長慶―戦国天下人」(チーム魁)
「歌人石上露子のものがたり」(チーム向日葵)
「三月十三日」(チームみをつくし)
「近松ものがたり」(チーム魅都)
「大阪万博レガシーーそして、再び大阪・関西から世界へ」(チームヒストリアX)
「天王寺七坂物語」(チーム風紋)
2019年3月8日
この度は、特別講演会と語りべシアター公演をあわせて、昼と夜の2回、同じ内容で開催いたしました。
第一部は、大阪ガスエネルギー・文化研究所所長の池永寛明による「五感によるまちづくりー近畿再起動のために、今なにができるのか」と題した講演です。「都市」における本質を過去より掘り起こし、現在、未来へつないでいくことをベースに、「五感」をキーワードに、大阪を発展させるための真髄は何かを語りました。
第二部は、地域への愛着心を育て、まちにとっての「物語」の意味、本質と可能性を再認識していただきたいとの思いをこめて続けてきた「語りと映像と音楽による"語りべシアター"」より、梅田を舞台にした「曽根崎心中考」「梅田は西からやってきたーターミナル開発物語」をお届けしました。
昼、夜ともに、満席になるほど多くのお客さまにお越しいただました。地元の大阪について改めて見直し、問題意識を共有していただくよい機会として活かしていただけると幸いです。
2018年11月16日
大阪市中央公会堂は、大正7年10月に竣工し、11月17日に開館しました。岩本栄之助という、北浜の株式仲買人一個人の寄付で建てられたのは、あまりにも有名です。今回の語りべシアターでは、岩本栄之助のような両替商、株式仲買人を育てた中之島や大阪のポテンシャルにも注目し、江戸期の蔵屋敷が栄えた時代から紐解き、明治、大正、そして今日、未来へと物語をつなげました。岩本栄之助については、芝居形式で、俳優の上瀧昇一郎さんに、栄之助の人柄と大阪への思いを熱く演じていただきました。
日 時
2018年11月16日(金)18:30開演
場 所
大阪市中央公会堂大集会室
プログラム
「わがまち中之島ものがたりー大阪市中央公会堂開館100周年を祝して」
出演
総合監修・語り 栗本智代
音楽監督、ピアノ 宮川真由美
ヴァイオリン 金関 環
パーカッション 池田安友子
岩本栄之助役 上瀧昇一郎
客席には、岩本栄之助のご子息縁者の方々もお見えで、大集会室の1階800席は、ほぼ満席でした。アンケートから、「語りべシアター」を初めてご覧いただくお客様が8割以上いらっしゃったこともわかりました。記念すべき時に、まさにその「場」で公演を開催することができ、大変光栄でした。
アンケートでは、「自分が暮らし、仕事するこの大阪や公会堂の歴史がとてもよくわかった。この後も、市民として何ができるか日々精進したい」「感動した。中之島の建物が、ずっと歴史をつないで人を活かしてくれることを信じたい。大きな財産として守り続けたい」「岩本栄之助について、公会堂や中之島の歴史について、新たに学ぶことが多かった」「予想を上回る面白さだった」「100周年を祝う、感動を呼ぶ内容になっていた。大変よかった。観てよかった」などの感想をいただきました。
お越しいただいた方々、応援のメッセージをくださった皆様、ありがとうございました。
2018年6月〜7月
2014年より「語りべシアターチャレンジ公演」と銘打って、新たなメンバーにご参加いただき、オリジナル作品を発表していただく機会をつくっております。これまで、約20名の方に体験いただきましたが、今年度も新たに14名の参加者により、ワークショップを開催しました。3月に開催した「チャレンジ公演」を見て応募された方もいらっしゃり、イメージを持って、積極的に取り組んでいただきました。今回は、近代大阪の中で、堺筋や御堂筋を中心とした発展史を題材にして、チームごとにまとめ、発表していただきました。
参加者の過半数の方が、継続されることとなり、これまでのメンバーと、新たにチーム構成をしなおしながら、次回のチャレンジ公演のためのオリジナル作品づくりへと、準備を進めています。