2013年3月5日
第一部「通天閣ものがたり」
第二部「谷崎潤一郎 ―― 愛と創作のジャンクション」(脚本・演出:わかぎゑふ)
(於 サンケイホールブリーゼ大ホール)
産経新聞社様との共催による、ブリーゼ大ホールでの公演。
持続可能な活動をめざし、はじめて入場を有料(1000円)としましたが、約600名のお客様にお越しいただきました。
第一部では、昨年100周年を迎えた、通天閣の歩みやエピソードを紹介しました。創業当時の写真や、平林之英さん描きおろしのイラストを使用させていただ きました。途中で紹介した「ビリケン恋歌」は、歌手の大空美樹さんが歌っており、CDが通天閣内で販売されています。ビリケンさんの声として、通天閣観光 取締役社長も参加されており、大阪らしい楽しい曲です。その他、音楽監督の発案で、全体にラテン系のナンバーを頻出させたため、陽気な盛り場としての新世 界のイメージを音楽でもお楽しみいただけたのではないでしょうか。
今回、活動の担い手を増やしていくための初めての試みとして、第二部で、作家のわかぎゑふさんとのコラボレーションで台本を制作しました。特別に役者さん も起用しての演出となり、結果、大変好評をいただきました。イラストは弓削ナオミさんに依頼しました。わかぎゑふさんによる独特の言い回しが随所に散りば められた台本はアクセントが効いており、場面に合った選曲や演奏、みやなおこさんと関秀人さんの熱演が光りました。アンケートでも、「面白かった」「贅沢で驚いた。ありがとう」「ぜひ、また来たい」という感想を多数いただきました。
今後の大きな課題の一つは、魅力的な素材を抽出して調べ上げ、台本としてまとめる作家を増やし、新作の数を倍増することです。このような制作に携わっていただける優秀かつ柔軟な人材を、若手の中からも探していきたいと考えております。その他、写真やイラスト、語り、舞台進行役など、新たな担い手も必要で す。
来年度は、さまざまな形式や場所での公演や普及活動にチャレンジしていきたいと思っております。ひき続き、ご指導ご鞭撻、よろしくお願いいたします。
2013年1月8日
(於 大阪ガスビル3Fホール)
なにわの語りべ活動は、今後、大阪ガスの地域共創部門(CEL、近畿圏部)の取り組みとして、将来的には産官学民のそれぞれの立場の方々にもご協力・ご参画いただき、大阪・関西地域の独自の活動として持続可能な形で発信していく体制を構築していきたい、と考えております。関西の有識者やまちづくり担当者、企業のネットワークでつながっている方々に、このような構想を紹介するとともに、作品をみていただく機会をつくろうと、開催しました。200人以上の方にご参加いただき、多くの賛同や励ましの言葉を頂戴しました。
2012年11月18日
「通天閣ものがたり」
(於 あすとホール(泉大津市) )
あすとホールは、南海本線「松ノ浜」駅前にある多目的スペースで、地元大阪に関する文化的な催しが精力的に企画・実施されています。今回、はじめてお招きいただき、泉大津市の地域の住民の方に、「通天閣」の歩みやエピソードをご紹介しました。