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活動報告

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2014年度

2015年3月25日

語りべシアターinわがまち西宮・芦屋

「甲子園ものがたり ―― 阪神甲子園球場誕生90周年を記念して」
「谷崎潤一郎 愛と創作のジャンクション」
(於 兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール)

2014年度の主催公演は、兵庫県西宮市の会場で行いました。まずは、西宮・芦屋の地元の方に語りべ活動を紹介したいと考えて、劇場を選びました。その結果、お客様の過半数が地元にお住まいで、また語りべシアターをはじめて知る方も多かったです。「住んでいる土地にゆかりの人や場所、建築物についていろいろ知ることができた」「自分のまちが好きになった」「音楽と語りと映像のコラボ、歴史、音楽、伝統芸能まで、さまざまなジャンルが融合され、地域魅力発信の理想の形」等の感想をいただきました。特に、はじめてのお客様には、「こんな活動があるとは驚いた。感動した」と、終演後もしばらく多くの方からお褒めの言葉をいただきました。大阪や神戸からアクセスもよい場所だったので、従来の公演を見ていただいた方にも多数お越しいただき、約530名のお客様にゆっくりお楽しみいただきました。

プログラム
第一部「甲子園ものがたり」では、2014年に誕生して90周年を迎えた甲子園球場の誕生秘話とその後の歩みを中心に、武庫川改修からはじまる甲子園界隈の変遷と発展を紹介しました。
高校野球は当初、「全国中等学校野球大会」と呼ばれていました。西宮ではじめて開催されたのは、まだ甲子園球場の誕生前。なんと、イチゴ畑で有名だった鳴尾地区の競馬場の中だったのです。暴れ川だった武庫川の改修工事完成を待って、支流跡地に計画された甲子園球場。その誕生は、人々の熱い思いと、数々の奇跡により実現されたものでした。
他にも、国道に路面電車が走っていたこと、同時期、西の帝国ホテルと呼ばれた名建築「甲子園ホテル」が、今は武庫川女子大学として活用されていること、また、そこに隠された暗号とは何かなど、意外と知られていない界隈のエピソードをお話しました。
第二部では、阪神間にゆかりの作家、谷崎潤一郎について、その半生と西宮・芦屋との関連を中心に、ひも解きました。谷崎は、細君譲渡事件、3度の結婚などセンセーショナルな話題を提供し、周りの人間を振り回しながら関西、特に阪神間独自の風土や富裕な生活の上に築かれた女人世界に心惹かれ、私生活をそのまま作品に反映します。文豪のドラマチックな半生の舞台が、私たちのまちであったことが興味深く、語りべシアターでも、ご紹介したいと考えました。2013年3月、大阪での初演時は、台本を、劇作家のわかぎゑふさんのお力を借りて完成させ、演劇色の強い演出で上演しました。今回は、乙女文楽の吉田光華さんに出演していただき、谷崎が生み出し、愛した女性たちを表現していただこうと考えました。シナリオを全面的に書き直して朗読劇形式とし、谷崎潤一郎役はヴァイオリニストの西村恵一さん、佐藤春夫役をギターリストの古川忠義さんにお願いしました。松子神話についての一考を新たに加えてみるなど、演出も音楽も前回とは大幅に変えて、谷崎の世界の表現に挑戦してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

語りべシアターinわがまち西宮・芦屋

日 時

2015年3月25日(水)18:30開演

場 所

兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール

主 催

大阪ガス(株)、朝日新聞社

後 援

兵庫県、兵庫県教育委員会、西宮市、西宮市教育委員会、芦屋市、芦屋市教育委員会、西宮商工会議所

出 演

栗本智代(総合監修・構成・演出)
宮川真由美(音楽監督・ピアノ)
西村恵一(ヴァイオリン・谷崎潤一郎役)
古川忠義(ギター 他)
池田安友子(パーカッション)
吉田光華(乙女文楽)

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2015年1月22日

近鉄文化サロン シリーズ講座 「大阪をきわめる」にて
「なにわの語りべシアター」

「上方芸能の舞台としての上町台地」(於 近鉄アート館)

あべのハルカスの近鉄本店を拠点に開催される近鉄文化サロン「大阪をきわめる」シリーズ講座のオープニングの一環。
上演した作品は、天王寺界隈の歴史や、一心寺、安居神社、四天王寺、合邦が辻などを舞台とする落語や歌舞伎などの上方芸能の作品とのつながりを紹介するもので、初演は2012年、西梅田で披露しました。今回、まさに作品の舞台である天王寺で発表できる機会に恵まれ喜んでいます。約130名のお客様にお楽しみいただきました。

 

 

 

 

近鉄文化サロン シリーズ講座「大阪をきわめる」にて

日 時

2015年1月22日(木) 16:00〜

場 所

近鉄アート館(あべのハルカス近鉄本店ウイング館8階)

主 催

近鉄、近鉄文化サロン

内 容

・オープニング 「三味線放談」 喜味家たまご氏
・第1部 「大阪再発見」 難波利三氏(直木賞作家)
・第2部 「なにわの語りべシアター」
 演目:「上方芸能の舞台としての上町台地」
 出 演
 栗本智代(語り・総合監修)
 宮川真由美(音楽監督・ピアノ)
 西村恵一(ヴァイオリン)

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2014年12月16日

西宮文学案内「甲子園♪語りべシアター」

「甲子園ものがたり」(於 武庫川女子大学 甲子園会館)

文学や歌の歌詞に登場する西宮をテーマにした「西宮文学案内」(西宮市文化振興財団主催)3回シリーズの内の第3回目に登場。西宮市での公演開催ははじめて。
会場である甲子園会館は、昭和5年に竣工し、現在は国の登録有形文化財にも指定されている洋風建築の建物。会場の西ホールは、趣のある装飾がほどこされており、照明の陰影が非日常の空間を創り出してくれました。建築当時のエピソードや建物に込められた願いなどを紹介しましたが、まさにその現地で、建物の価値や魅力を実感しながら聞いていただけたのではないかと思います。
雨の日でしたが、地元の方々約150名にお越しいただきました。

西宮文学案内

日 時

2014年12月16日(火) 16:00〜17:15

場 所

武庫川女子大学 甲子園会館

主 催

(公財)西宮市文化振興財団

出 演

栗本智代(語り・構成・総合監修)
宮川真由美(音楽監督・ピアノ)
西村恵一(ヴァイオリン)

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2014年10月

語りべシアター トライ&チャレンジ講座・ワークショップ2014

「都市魅力研究室」オープニング2年目記念事業

グランフロント大阪ナレッジキャピタルに2013年5月、大阪ガスエネルギー・文化研究所「都市魅力研究室」が開設されましたが、そのオープニング2年目の記念事業として企画。
「語りべシアター」の活動を、広く知っていただき、また、前年度のワークショップ参加卒業メンバーによる、新作を発表するための機会としました。

第1回 「語りべシアター」の作り方

「語りべシアター」の作り方

日 時

10月9日(木) 19:00〜21:00

場 所

グランフロント大阪 ナレッジサロン

出 演

栗本智代(講師・語り)
宮川真由美(ピアノ)
西村恵一(ヴァイオリン)

ナレッジキャピタル主催で、毎週木曜日の夜、ナレッジサロンで開催される「木曜サロン」との共同企画として、語りべシアターの活動説明とミニ公演会を開催。
ナレッジキャピタルのテナントや関係者、木曜サロン常連のビジネスパーソンの方々も多数参加される中、電気ピアノを持ち込んで、「上方芸能の舞台としての大阪」の作品も紹介しました

第2回 語り手体験講座<発声編>

日 時

10月14日(火) 14:00〜15:30

場 所

CEL都市魅力研究室

講 師

沢田 やすよ氏(フリーアナウンサー、ナレーター)

語り手体験講座<発声編>

語り手体験講座<発声編>

日頃何気なく使っている言葉について、大阪弁とアクセント、発声などの基本を知り、簡単な自己紹介から朗読まで、参加型のワークショップ形式で開催しました。

第3回 講演 吉田光華・乙女文楽の世界

日 時

10月23日(木)14:00〜15:30

場 所

CEL都市魅力研究室

講 師

吉田光華氏(乙女文楽の人形遣い)

講演 吉田光華・乙女文楽の世界

講演 吉田光華・乙女文楽の世界

語りべシアターでも、何度も共演をしてくださっている、吉田光華さんにご登壇いただき、乙女文楽について、その歴史や自身との出会い、人形の遣い方などをお話いただいた。実際に、「藤娘」を踊っていただくと、会場からは、大きな拍手が起こりました。

第4回 語りべ講座ワークショップ卒業生による語りべシアター・チャレンジ公演

日 時

10月30日(木) 19:00〜21:00

場 所

CEL都市魅力研究室

2013年の「語りべ劇場体験講座・ワークショップ」に参加した卒業生によるオリジナル作品の上演
プログラム:「住吉ものがたり」「マッサンと帝塚山開発物語」

卒業生が、4月頃から2班に分かれて作品づくりを行い、都市魅力研究室で、修正の度にプレリハーサルを重ねました。
今回は、住吉界隈を舞台とした作品で、ちょうどテレビで放映中であったNHKの朝の連続ドラマとも関係した内容であったことも手伝って、お客様からは、「面白かった」「わかりやすかった」と大変好評でした。

<番外編>
翌月の11月8日、同作品を、一般社団法人大阪あそ歩委員会主催の、まち遊びプログラムとして、住吉青少年会館で公演を開催しました。(写真参照)
また二月には、住吉区役所からの依頼で、「住吉カルチャーとアートの活動推進事業 住吉あらかると」(区民センター小ホール)というイベントに参加し、約300名のお客様の前で作品を発表しました。

番外編

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