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情報誌CEL

土井 明弘

2004年09月30日

男の家事をとおして見た実践エコライフ

作成年月日

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媒体(Vol.)

備考

2004年09月30日

土井 明弘

エネルギー・環境

環境対応

情報誌CEL (Vol.70)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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ある日「主夫」となる

 最近よく聞く「エコライフ」という言葉は、どんなことを表しているのだろうか。

 わたしにとって、エコライフの「エコ」とは、地球環境にこれ以上のダメージをあたえない「エコロジー」な生活だけでなく、お金のかからない「エコノミー」な生活とをミックスしたもの、と考えている。

 こんなことを考えはじめたのは、「主夫」になって、初めて台所仕事をするようになったからである。

 わたしは、一〇年ほど前まで、二二年間ほど会社勤めをしていた。当時は会社一辺倒の人間で、「会社に帰る」というような生活を続け、家事・育児などしたこともなかった。

 が、さすがに二〇年以上も働きっぱなしだと、「勤続」疲労が出てきた。数年、会社を辞めるべきか悩んで、結局は退社した。身体も疲れたが、心もそれ以上に疲れたと実感したからだった。

 それと前後して、私のパートナーは女性が生涯続けられる仕事を模索していたが、機が熟してフェア・トレード(公平貿易)ショップのオープンにこぎつけた。

 さいわい、パートナーのショップは少しずつ忙しくなってきたこともあって、会社を辞めて時間がありあまっていたわたしが、これまでのパートナーと立場を交代することになり、わたしが「主夫」として家事を受け持つことになった。

 そうはいっても、手抜きの「主夫」で名前が泣くが、まず食事をつくらないことには役目が果たせない。

 そこでまず、近くのスーパーへ食事の材料を買いに行った。食品棚にならぶ加工食品に貼られたラベルにぎっしり書かれたカタカナやアルファベットの「原材料名」をはじめてじっくり読んで、ゾッとした。どうして着色料や人工甘味料や防腐剤などの食品添加物がこんなに必要なのか、まるで化学薬品を食べるような気持ちになった。

 

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