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情報誌CEL

篠田 美紀、中嶋 節子、加茂 みどり

2010年07月01日

【鼎談】子育てを通して考える、家族のつながりの今・未来

作成年月日

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研究領域

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媒体(Vol.)

備考

2010年07月01日

篠田 美紀、中嶋 節子、加茂 みどり

住まい・生活

ライフスタイル
住生活
その他

情報誌CEL (Vol.93)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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 今回は、専門の分野において「家族」に関心を寄せつつ、自身も子育て期にある女性研究者をお招きし、それぞれの体験をもとにしながら、家族や周囲の人たちとのつながりの形のあれこれについて語り合っていただいた。大きく変容しつつある現代の家族の実態や社会との関係性について語り、ともに考えながら、ネットワーク型の社会についても展望していただくこととなった。

-子育てから実感する家族のつながり-

加茂
 今回のテーマは、主に子育てを通して家族のつながりを考えるというものです。私から自己紹介をさせていただきますと、大阪ガスの実験集合住宅NEXT21での居住実験を担当し、また京都の都心にある祇園祭の鉾町に住んでいることもあって、鉾町における都市の暮らしの変化などにも関心を持っています。住宅というのは家族を入れる容れ物とも言われていますが、従来の、集合住宅における家族のモデルであった核家族が崩壊しつつあると言われてから久しく、家族にモデルを求めること自体に無理があるのかなとも感じています。
 それでは、本題に入る前に、まず、おふたりの現在のご研究のテーマについてお話しいただければと思います。
篠田
 私は臨床心理学の立場から、これまでは不登校の子どもやその保護者の方と個人面接をすることが多かったのですが、最近は高齢者のサポートが主な研究テーマになっています。高齢期の家族となると、配偶者の方を見取られて、ひとり暮らしとなっている方も多いのですが、他の世代とのかかわり合いなどを含めて課題が多い。今は、これからの少子高齢社会がどうなっていくのだろうかということが大きな関心事ですね。
中嶋
 私は、建築と都市の歴史が専門です。主に近代を研究対象にしています。これまで、都市の変容、郊外化のメカニズムを、土地利用や建築などハード面を中心に研究してきましたが、都市の形、住まいの形は、そこで繰り広げられる生活、そしてその主体である家族のあり様と深く関わっています。家族から都市や建築を考える重要性を感じています。最近は、歴史的な町並みが残る地域で、観光ではなく生活の質という視点からまちづくりを進める活動に多く関わっていて、家族と地域について考える機会も増えてきました。

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