
江木 剛吉
2010年03月26日作成年月日  | 
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                   2010年03月26日  | 
                江木 剛吉  | 
                 エネルギー・環境  | 
                 地球環境  | 
                情報誌CEL (Vol.92)  | 
                
                
                
                
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 生物多様性条約締約国会議(COP10)が10月に名古屋市で開催される。昨年、国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)がコペンハーゲンで終わったばかりで、私は近年、この種の会議はなかなか成果が得られないものだと思いこんでしまっている。
 しかし、地球の温暖化については毎年繰り返される各国の駆け引きばかりが目に付くが、新しい産業や暮らしのエネルギー利用のあり方が提示されるようになってきた。もっとも、先進国に住む私たちにとって暮らしの中で、でき得ることは限られているように思える。たとえば、省エネ家電に買い換えたりすること、また、エネルギーの無駄遣いをできるだけ避ける暮らし方にシフトすることぐらいであり、考えさせられることの多さと、できることの少なさに愕然とさせられる。
 一方で、生物多様性条約については、どのように対応すればよいのか判然としない。
 ただ、庭での休息や、朝夕の愛犬との散歩中に出会う野鳥や昆虫など、植物の芽吹きや香りを身近に感じるとができる限りは自然との会話はできると思われる。
 また、このような四季の変化と温度や湿度、風の強さや風向の変化を感じられることも、もっとも大切だと思われる。
情報誌CEL