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弘本 由香里

2008年06月30日

自転車が描く品格

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2008年06月30日

弘本 由香里

都市・コミュニティ

まちづくり

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産経新聞夕刊「感・彩・人コラム」

ページ内にあります文章は抜粋版です。
全文をご覧いただくにはPDFをダウンロードしてください。

梅雨の晴れ間、さわやかな風をまとった1冊の本が手元に届いた。『大阪自転車ホリデー』(ワークルーム編著、光村推古院刊)という。

海に向かって拓かれてきた大阪のまちは平地が多く、都心部から周辺の住宅地に至るまで、自転車人口密度はすこぶる高い。けれども、まちなかの施設やルールが自転車向けに整備されているかというと、そうでもない。あちこちで、歩行者・自動車と自転車のトラブルが多発して困っているのも事実だ。

交通マナーの悪さといえば、大阪の代名詞とされがちである。ところが、その代名詞をさりげなく返上するかのように、しなやかに背の通った自転車とまちの付き合い方を教えてくれるのが『大阪自転車ホリデー』である。

走りのルールと大阪ならではの街の道路事情を入り口に、郊外の滝や海まで遠乗りの「おでかけ自転車コース」、市内の近代建築や渡船などテーマ別の「おさんぽ自転車コース」、走りやすい筋・通を軸に買い物を楽しむ「じぐざぐ街乗りルート」へと続く。便利な駐輪スポットやレンタサイクル、サイクルショップの情報もある。

作法に則って、人と自転車がともに描く軌跡は美しく、線上に広がる大阪のまちは、思いがけぬほど端正な品格を漂わせてくれる。

 

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