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情報誌CEL

マクティア マリコ

2022年09月01日

身近な“水”をきっかけに世界を変える −日本初の無料給水アプリ「mymizu」の可能性

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媒体(Vol.)

備考

2022年09月01日

マクティア マリコ

エネルギー・環境
都市・コミュニティ

エネルギー・ライフスタイル
地球環境
地域活性化

情報誌CEL (Vol.131)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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マイボトルに給水する、そんなシンプルな行動を通してサステナブルな社会づくりに貢献できると若い世代の支持を集めているのが、一般社団法人Social Innovation Japan が運営するアプリ「mymizu」だ。ペットボトルの削減をミッションに、無料で給水できるスポットを簡単に探し出せるプラットフォームを展開。2019年9月のリリース以降、自治体や大手企業と協業するなど、多くの人を巻き込みながら事業を拡大している。
Social Innovation Japanの代表理事で、mymizuの共同創設者のひとり、マクティアマリコ氏に、プロジェクトの立ち上げや、活動に込めた思いなど、幅広くお話を伺った。

「どうやって持続可能な社会を実現するか?」といった大きな問いを設定しなくとも、消費者として私たちは日々その問題と向き合っている。
2019年に内閣府が行った世論調査によれば、プラスチックごみの問題に関心をもつ人の割合は89%にのぼるという。過剰なプラスチックの消費を意識しながら、具体的な削減にはつなげられていないと感じる人も多いのだ。今の状況を変えたいとは思うが、一人ひとりの行動はあまりに小さく無力と感じられてしまう。それでも小さな行動の変化を積み重ねることによってのみ、社会は大きく変わる可能性をもっている。mymizuは、人間にとって最も基本的な「水」をめぐる行動変容を通し、そのことを明確に示すプロジェクトだ。

mymizu誕生のきっかけは、もうひとりの創設者であるルイス ロビン敬氏と共に訪れた沖縄・宮古島での経験だという。大量のプラスチックごみに汚染された海岸の光景に衝撃を受けた。なかでもひときわ目立つのがペットボトル。日本では1日6900万本、年間252億本のペットボトルが消費されていると知った[*1]。そんな状況を変えるために始めた新しい取り組みだった。
その仕組みと狙いはわかりやすくシンプルだ。一人ひとりがマイボトル(水筒)をもつことで、ペットボトルの消費量を減らすことができる。そこで、外出先でもマイボトルに水を入れてもらえる「給水スポット」を地図上に示すアプリを開発し、プロジェクトに賛同してくれる飲食店や企業を募った。

[*1]2018年度。

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