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情報誌CEL

当麻 潔

2010年10月01日

エネルギー・環境問題に関する生活者の意識と行動

作成年月日

執筆者名

研究領域

カテゴリー

媒体(Vol.)

備考

2010年10月01日

当麻 潔

エネルギー・環境

エネルギー・ライフスタイル
省エネルギー

情報誌CEL (Vol.94)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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 地球環境問題が世界共通の大きな社会問題となっている。その中でも、地球温暖化問題と資源循環問題は、持続可能な生活や社会を実現するために解決しなければならない重要な問題である。国、自治体、企業がそれぞれ問題解決のための取り組みを行っているが、私たち生活者も日常生活において、これらの問題を意識し、その解決のための行動を取らなければならない。この環境問題そして地球温暖化問題と密接な関係にあるエネルギー問題について、生活者がどのように意識し行動しているのかを、2010年に実施した「これからの住まいとライフスタイルに関する生活意識調査」の結果から考察してみる。

〜環境に配慮した日常の生活に関する意識と行動〜
−エコな生活の実践状況−
 まず、省エネやゴミを減らすなど環境に配慮した生活を送っているかについて尋ねた。「そうだと思う(4.8%)」「どちらかといえばそうだと思う(49.8%)」と回答した「エコな生活を送っている人」の比率は54.7%であり、「そうでない(8.4%)」「どちらかといえばそうでない(36.5%)」と回答した「エコな生活を送っていない人」の比率の44.9%を上回っているものの、意外と低い数値である。
 世代間の比較を行うと、年齢とエコな生活を送っている人の比率には明らかな相関が見られ、年齢が高くなるにつれ、エコな生活を送っている人の比率が高くなっている。
 また、男女別の比較を行うと、どの年齢層においても、女性のエコに対する意識が高いという顕著な傾向が見られる。
 2009年の調査では、エコな生活を送っている人の比率は63.2%であり、2010年はその比率が約9ポイント低下している。これは、2010年の調査において、若年者の回答者を補充したためだと考えられる。補充者を除いた2010年の比率を見ると62.4%と前年と大きな変化はなく、このことからも、エコな生活者の比率が、前年より低下したのは、環境への意識があまり高くない若年者の補充が原因だといえる。
 家庭部門でのCO2削減や資源節約のためには、エコな生活を送る人の比率を今後さらに上げる必要がある。

−日常の省資源行動の実践状況−
 資源節約、ゴミの減量等に関し、16項目の日常の省資源行動について、その実践状況を4段階で尋ねた。
 その結果、「飲み物や食べ物をできるだけ残さない(88.2%)」「ゴミを分別しリサイクルに協力する(87.0%)」については、9割近くの人が実践している。
 世代間の比較を行うと、ほとんどの行動において、高齢者ほど実践の傾向が見られる。特に、「トイレットペーパーなど紙類は再生紙を使う(64.4%)」「地産地消(58.1%)」「過剰包装の商品は買わない(48.0%)」「エコマークの付いた商品を選ぶ(33.3%)」については、行動と年齢の相関が顕著である。