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情報誌CEL

豊田 尚吾

2010年10月01日

幸福に必要な条件と年齢・性別

作成年月日

執筆者名

研究領域

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媒体(Vol.)

備考

2010年10月01日

豊田 尚吾

住まい・生活

ライフスタイル
消費生活
その他

情報誌CEL (Vol.94)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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−はじめに−
 本稿ではエネルギー・文化研究所(以下、CEL)が行った、生活意識調査のデータの中で、幸福に関係する設問の分析を行う。幸福感をどう取り扱うかについては、様々な議論があり、安易な判断を行うことは適切ではない。そのことに関しては別稿で論じているので、それを参照していただきたい(※1)。
 そもそも、幸福感という、人によってとらえ方の違う概念を数値化し、それを改善させるための条件を考えたとき、そこに何らかの規則性や構造が存在するのであろうか。そのような問題意識から、第1節では幸福感を感じる条件の重要性について検討している。なお、この質問の基礎となり関係も深い、回答者の社会問題に対する関心や生活充足度に関しては、紙幅の都合上、取り上げる余地はなかった。これらに関しても、CELのウェブサイトにてディスカッションペーパーの形で検討を行っている(※2)。
 第2、3節では、幸福度という主観的指標を、回答者の年齢(階層)別および性別のデータ分析を行っている。第1節の応用として、どのような条件を満たすと、結果的に幸福感が増しているのかについて、年齢層別(一部、性別)に確認を行い、その特徴を明らかにすることを試みている。
 結果として、全ての人に共通する重要な要素として、家庭の状態の影響力の大きさが明らかになるとともに、若年者が身近な周囲への配慮や調和を、中高年齢者が社会性、自己実現、健康といった要素に影響されている可能性を確認した。また、男女での違いも明らかにしている。
 最後にこれらの結果を基に、ミクロの評価指標としての幸福感の可能性について考察を行う。

−幸福感〜それを感じるための条件とは−
 本節では、CELが行った生活意識調査のデータを用いて、幸福感を感じるための条件について考える。利用する設問としては、まず「全般的にみて、現在あなたは幸せですか」という問である。選択肢は「1:とても幸せ」「2:幸せ」「3:どちらかといえば幸せ」「4:どちらともいえない」「5:どちらかといえば不幸せ」「6:不幸せ」「7:とても不幸せ」の7つである。
 次に、「あなたにとって、幸福感を感じるためには何が重要だと思いますか」と問い、11の選択肢の中から、「最も重要なもの(2つ以内)」「その次に重要なもの(2つ以内)」「またその次に重要なもの(3つ以内)」「あなたにとって重要なもの(いくつでも)」の4つに分けてもらった。いずれにも選ばれない要素は「重要とはいえないもの」ということであるから、実際には5つに分類されたデータが得られることになる。

(※1)大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所(CEL)ウェブサイト内 ディスカッションペーパー(10−05)および(10−06)は、紙幅の都合上、本稿で取り上げることのできなかった、幸福論に関する議論の蓄積(展望)などを論じており、本稿を補完する論考と位置づけている。
(※2)※1と同様にディスカッションペーパー(10−04「CEL生活意識調査分析(経済社会、生活充足度)〜世代視点〜」)にて取り上げている。