『大阪まちブランド探訪　ーまちづくりを遊ぶ・愉しむー』を発行

◎内容紹介

　本書は、著者がCEL誌に連載した「大阪再発見」シリーズを中心として一冊にまとめたもの。

　近年、大阪の各所で盛んになってきた地域再発見の動きを追い、新しい「まちブランド」の源泉として意味付けている。

大阪には、歴史的街並みを守り、長屋や近代建築を再生し、古典芸能を掘り起こす人たちがいる。祭りの伝統を受け継ぎ、あるいは祭りを新たに生み出し、また異文化との共生をめざす活動がある。

　著者は、それぞれの地域で芽ばえている、そうした「まちづくり」の現場を訪ね歩き、それを担う人々に会い、地域独自の資源を生かそうとする多様な試みを追いかける。

　土地の歴史と文化をふまえながら、「場」を支え、可能性を追う、多彩なキーパーソンへのインタビューからは、従来の固定的なイメージを塗り替えるような清新な大阪像が浮かび上がってくる。そこには、著者が言うように、大阪の新たな「ブランド力」の存在を確かに感じとることができる。