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エネルギー・文化研究

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活動報告

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2009年度

2010年2月21日

「大阪検定合格者の集い」なにわの語り部公演

「大阪モダニズム物語」「新曽根崎心中考」 リサイタルホールにて

朝日新聞社と大阪ガスエネルギー・文化研究所の共催公演、3回目。
応募者600件以上の中から抽選させていただき、リサイタルホールほぼ満席の500名様にご来場頂きました。

今回は、乙女文楽の吉田光華さんと、パーカッションのクツノユキヒデさんを迎えて、さらに演出効果を向上させました。
「大阪モダニズム物語」は、秋の章のほぼ再演。しかし、プロローグの音楽を一新し、パーカッションが入ることで、秋よりはかなりバージョンアップしました。
ファッションショーも、出演者全員の登場で、人数も増えさらに当時の服装も楽しんでいただけたと考えています。(衣装提供は「東京衣装」) 「新曽根崎心中考」。かなり以前から、文楽人形とのコラボレーションを考えていたが、自由な発想でシナリオや現代音楽にもあわせて舞っていただける、吉田光華さんにはじめて共演をお願いしました。
乙女文楽は、通常3人で1体の人形を操る文楽とは異なり、女性一人で人形を扱います。吉田光華さんは、日本舞踊の名手でもあり、古典だけでなく現代のさまざまなジャンルの芸能とのコラボレーションを行ってきた方です。海外公演も少なくありません。今回は、幕開きにピアノと互いに即興・アドリブでの舞も披露していただきました。
「曽根崎心中考」という作品は、なにわの語り部活動のきっかけともなる作品ですが、初演から10年以上経っても、色あせない史実と物語性をもつようです。栗本ひとりの講演回数を含めると数え切れませんが、今回は改めて音楽を一新して上演し、人形による演出がくわわったため、これまでのものと雰囲気がかなり変わったのではないでしょうか。
人形の衣装を強調させるために、出演者は装いをモノクロに統一してみました。
リサイタルホールの照明、音響担当の方々は、かなりの職人技術を駆使してくださいました。特に今回は2回目なので要領を得てくださったのか、さらに遊び心を活かして美しい照明効果が実現。今年いっぱいでリサイタルホールが閉館するのは大変残念ですが、秋に再度、リサイタルホールでの公演を計画中です。

 

 

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2010年2月15日

語りと四重奏による「なにわの語り部」公演

「大阪モダニズム物語」「淀川ものがたりー治水翁 大橋房太郎」
大阪ガスビル3Fホールにて

産経新聞社ウエーブ産経推進本部と大阪ガスエネルギー・文化研究所の共催。

産経新聞社ウエーブ産経では、「五感で味わう!大阪まち歩きまち遊び」と題して、ほぼ毎月、大阪のまちの魅力を体験するプログラムを読者の方に提供していますが、その企画のトータルコーディネイトを栗本が行っているご縁から本公演が実現し、約250名のお客様にお越しいただきました。

大阪ガスビルでは、2003年に、ガスビル70周年記念のシンポジウムの際「大阪モダニズム物語」を上演していますが、再演の度に内容を更新しており、今回の第一部は少し短いバージョンながら、近代建築で今回会場でもある大阪ガスビルの魅力紹介をあわせてお届けいたしました。

第二部の「淀川ものがたり」では、淀川に人生を傾けた大橋房太郎を中心とした治水の物語です。淀川治水100周年の機会に、何とも大阪らしいユニークな愛すべき人物“治水翁大橋房太郎”を紹介できたのは、大変光栄でした。

房太郎のひ孫である、シャンソン歌手の中村扶実さんにはじめてお会いしたのは、約二年前のこと。以降、関連資料を次々に提供していただき、また、中村扶実さんと幼馴染の小川清さん(中央区瓦町にある平岡珈琲店の3代目店長)が書き下ろした伝記も参考にしながら、ようやく上演を実現させることができました。

大橋房太郎の興味深いエピソードがあまりに多く、取捨選択に悩みました。またどのように表現したら、房太郎のキャラクターや思いが伝わるか苦慮しましたが、そこは、出演者の西村恵一さんの俳優としての才能に頼ろうと、シナリオを作成しました。

西村さんにはヴァイオリンにくわえ房太郎役を熱く熱く演じていただき大変好評でした。語りの方も今回はじめて拍子木を使用しました。中村扶実さんが作詞作曲した「澪MIO−水都物語」をはじめ、宮川真由美さんが物語にぴったりの音楽を選曲アレンジしてくださったのもあわせて、またひとつ、新しい表現形態のオリジナル作品が出来上がりました。

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2009年5月2日

語りと演奏 「奈良女子大学ものがたり」

奈良女子大学創立100周年を祝う会 於国立大学法人 奈良女子大学講堂

栗本の母校である、国立大学法人奈良女子大学の100周年記念行事の一環。

奈良女子大学について、なにわの語り部公演の手法を用いて物語としてシナリオを作成し、音楽監督・ピアニストの宮川真由美さんとヴァイオリニストの西村恵一さんにご協力いただいて音楽的効果や演奏を入れ、記念事業にふさわしいメッセージが伝えられるように工夫をしました。

内容は3部構成。1、奈良女子大学の歩みや重要文化財である記念館の魅力、2、卒業生であるシンガーソングライターの辛島美登里さんの音楽 3、奈良女子大学名誉博士に認証された、日本画家小倉遊亀さんの人生と作品、そこから感じ学びえること等を栗本なりの思いをこめてお話をさせていただきました。

小倉遊亀さんの強靭な精神とあらゆるものに注ぐ優しく愛にみちた眼差し、そして、原画を描かれた奈良女子大学講堂の緞帳にこめられた思いは、心に響く。「満身の力を出し切って咲く桜のように、一人ひとり自分の持ち味を生かして、今を精一杯美しく」という遊亀さんのメッセージは、奈良女子大学から今後も発信され続けることでしょう。

奈良女子大学の創立100周年を心よりお祝い申し上げます。また、このような記念すべき行事に参加させていただいたことは大変光栄であり、大学関係者の皆様に心より感謝いたします。

(奈良女子大学 正門より 記念館をのぞむ)

 

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2009年4月8日

なにわの語り部 桜の章 -乙女文楽と四重奏との饗宴

「嗚呼、道頓堀・心斎橋 ― 劇場都市の変遷と今」「曽根崎心中考」
大阪厚生年金会館芸術ホールにて

朝日新聞社と大阪ガスエネルギー・文化研究所の共催事業。
これまで、多数のお申し込みをいただきながら、入場いただけなかった方もおられたため、今回は広い会場で開催し、約750名にご来場いただきました。
昨年の春二楽章、秋ニ楽章に引き続き、乙女文楽の吉田光華さん、パーカッションのクツノヒデユキさんをお迎えしました。

第一部の「嗚呼、道頓堀・心斎橋―劇場都市の変遷と今」は、秋ニ楽章のリニューアル版。人形をまじえた出演者全員によるモダニズムファッションショーを盛り込み、最近のトピックスも入れながら、初演時のシナリオをさらに絞り込みました。続くミニコンサートでは、モダニズム時代や道頓堀ジャズにちなんだ「アメリカンパトロール(ミーチャム作曲)」や服部良一作品を紹介し、「蘇州夜曲」ではお客様にもご唱和いただきました。

第二部の「曽根崎心中考」。乙女文楽やパーカッションとの協演版としての再演です。最初のピアノ、パーカッションと乙女文楽のセッションは、即興。前半、ストーリーを紹介する段で、西村恵一氏(ヴァイオリニスト)が、徳兵衛と九平次の2役をこなす一場面もつくりました。乙女文楽による、遊女の舞のシーンでは、テーマ曲として使っている「シンドラーのリスト」からアレンジしたものを伴奏に、吉田光華さんが、哀しくも美しい遊女の心を表現され、じっくりと魅せてくださいました。「曽根崎心中」は実話から近松門左衛門が脚色した作品で、お初と徳兵衛の心中は、旧暦の4月7日でした。(写真協力、小川忠雄様)

 

 

 

このメンバーでの公演も回数を重ねるたびに、再会の喜びも含めてコラボレーションをより楽しめるようになりました。会場の都合や全員のスケジュールを調整するのが至難の技であり、今回も、奇跡的に実現することができました。フルートの松本由夏子さんは、昨秋と同様に、イギリスより帰国してくださいました。
司会の沢田やすよさんも、初回からずっとおつきあいいただき、優しくあたたかみのある進行に、いつもほっとさせられています。

 

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