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情報誌CEL

青木 淳

2021年03月01日

美術館の新しい未来 −アートの役割を考える

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2021年03月01日

青木 淳

住まい・生活
都市・コミュニティ

ライフスタイル
まちづくり
コミュニティ・デザイン

情報誌CEL (Vol.127)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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2020年5月にリニューアルオープンした京都市京セラ美術館。
「コロナ禍の今、美術館は必要なのか?」という声も聞かれるなか、この美術館は、それ以前から、そもそも現代に求められる美術館のあり方を熟慮し、建物や設備のハードと、展示・運営などのソフトの両面を充実させている。
さらに、建築家として同館に関わるだけでなく、館長も務める青木淳氏は、京都・岡崎という地域に、人々に、「開かれた美術館」を提供するべく日々まい進している。青木氏に、その意図や経緯、コロナ禍で見えてくるアートの役割について伺った。

博物館や美術館など、文化施設のあり方が深く問われる年となった2020年。京都市京セラ美術館(京都市美術館)は当初の予定よりも約2カ月遅れて5月26日にリニューアルオープンを迎えた。日本で2番目に古い公立美術館(1933年開館)である同館は、2017年から大規模かつ集中的な改修工事を開始。和と洋を融合させた「帝冠様式」の重厚な印象を残しながらも、ガラスのファサードである「ガラス・リボン」を新たなエントランスとして地下に加え、現代美術を中心とした先進的な企画展を行うための新館「東山キューブ」などもつくった。過去の遺産を積極的に生かしつつ、これからの時代にふさわしい先進的な美術館へと、その機能と美を大きくアップデートさせた。今回のリニューアル計画を設計・指導し、2019年からは同館の館長にも就任したのが、建築家の青木淳氏だ。美術館の建物や設備だけでなく、その運営や企画までも含め責任を担う。ハードとソフトを同時に構想するという、これまでにない新しい形で、一体どんな美術館を実現しようとしているのだろう? 京都市美術館に関わった経緯からリニューアル設計の狙い、新たな構想まで、詳しくお話を伺った。「京都市美術館は、もしかしたら私が初めて訪れた美術館かもしれません。子どもの頃の記憶だから、はっきりとは分からないのですが、当時の私は小学校3年生くらい。よく覚えているのは、なんだか暗くて怖い場所だなという印象です。振り返ってみると、これは美術館がつくられた当初もっていた建物の意図そのものだったかもしれない。今でこそ美術館は、より多くの人が訪れるように敷居の低い場所であることが求められますが、当時はそうでもなかった。

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