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情報誌CEL

真名子 敦司

2006年03月25日

もうひとつの観光、オルタナティブ・ツーリズムのうねり

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2006年03月25日

真名子 敦司

都市・コミュニティ

地域活性化

情報誌CEL (Vol.76)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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活性化の原動力になりつつあるオルタナティブ・ツーリズム

 景気回復が続く中で、回復力の地域間格差が広がりつつある。昨年までの四年間の景気拡大局面で、鉱工業生産指数が三〇パーセントも上昇した地域がある一方、二パーセント低下した地域もあるという。有効求人倍率の地域間格差は二・七倍にも広がっているそうだ。総人口が減少する中で、都市部への人の移動傾向が強まることなどから、今後さらに格差が拡大するのではないかと懸念されている。全国横並びの成長を目指した時代の終焉とともに、各地域では、活性化に向けた自助努力がますます重要になりつつあるようだ。

 おりしも観光の形態が大きく変化している。近年、これまで観光とはおよそ縁のなかった地域やまちが、自らその地域固有の資源を発掘し磨き上げて、豊かな生活を実現した結果、それに触れるために多くの観光客が訪れ、活性化したという事例が増えつつある。こうした動きの原動力となっているのが、もう一つの観光『オルタナティブ・ツーリズム』である。

オルタナティブ・ツーリズムとは

 オルタナティブ・ツーリズムとは、従来型の観光、いわゆるマス・ツーリズムと対峙する新しいタイプの観光の総称である。ただし、他の呼称が使われる場合もあり、オーソライズされたものではないようだ。

 マス・ツーリズムは、第二次世界大戦後、交通手段の発達にともなって、その利便性と経済性を発揮して観光の大衆化を急速に進めた。しかし、マス・ツーリズムの爆発的な進展は、経済優先の観光開発を促すことになり、自然や景観の破壊、伝統文化の変容、居住環境の劣化といったマイナスの影響を顕在化し、国際的にマス・ツーリズム批判が一気に高まった。このようなマス・ツーリズムがもたらした弊害を克服するための新しい形態の観光として、オルタナティブ・ツーリズムが登場した。

 

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