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−文化的な土壌改良が大阪の地盤沈下を解決する、か?

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情報誌CEL

橋爪 節也

2019年03月01日

「ルネッセ」を総括する
−文化的な土壌改良が大阪の地盤沈下を解決する、か?

作成年月日

執筆者名

研究領域

カテゴリー

媒体(Vol.)

備考

2019年03月01日

橋爪 節也

都市・コミュニティ
住まい・生活

コミュニティ・デザイン
地域活性化
ライフスタイル

情報誌CEL (Vol.121)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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大阪を中心とした近世・近代美術を研究し、その普及・発展に努めてきた、橋爪節也大阪大学総合学術博物館教授。現在・未来に過去の文化をつなげる難しさに苦心しながらも、地道に活動を続けてきた橋爪氏は、「ルネッセ」の協力者として心強い存在だ。これまでの活動を振り返りながら、未来に向けての視座を提示していただいた。

大阪を「ルネッセ」させる艱難辛苦の道のり

最近の大阪にいささか嫌気がさしている。洋画家・鍋井克之が随筆集『大阪ぎらい物語』(1962年刊)の装釘で、“A lover of Osaka grumbles”と書き込んだように、大阪が好きな人間が、ぶつぶつ愚痴(grumble)ているのは、大阪人の伝統かも知れないが……。
「地盤沈下」という言葉も、すでに昭和の雰囲気横溢だが、わが町を少しでも浮上させるため、私も大阪市の新しい美術館建設の準備室に18年間、在籍し、その後は大学で美術史を教え、大阪の文化芸術の普及や発展に微力ながら尽力してきた。が、皆で大阪を「ルネッセ」させよやおまへんかと言われても、艱難辛苦は如何ばかり。優曇華の咲きたる春を迎えるとも思われず、老いた敵討ちの浪人の心境の如く、年齢とともに面倒くさくなってきた。少年時代に衝撃的だった小松左京『日本沈没』の名言「何もせんほうがええ」も思い起こされる。
しかし、そうは言ってもCELの提唱する「ルネッセ」の企画には、なぜだか、これまで色々参加させてもらっている。
上町台地 今昔フォーラムでは、2015年3月、「とっておきのコレクション・トーク/憧れの百貨店・商店街と大阪の都市居住文化」で、“大大阪”時代を中心に百貨店文化を話した。2017年2月は川崎巨泉や山内神斧、森田乙三洞ら“趣味人”と郷土玩具を「“しゅみじん”のまち・大阪レビュー/郷土玩具から広がる「趣味人」ネットワークと近代・大阪の創造力」でとりあげた。
2018年3月、大阪の出版をテーマに「“知”の舟を漕いで/上町台地発、“本”をめぐる時空の旅へ〜ことばと本を愛する人たちの迷宮都市再び〜」、同年9月に、味噌汁坊一禅と名のって清談会を開いた暁鐘成をとりあげた「復活!現代版『汁講』=『知る講』」で司会や資料展示を行った。各回の内容は、CELのホームページで御覧いただきたいが、刊行された「上町台地今昔タイムズ」号外全10号のうち4号に私は関係している。
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