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情報誌CEL

池永 寛明

2016年11月01日

CELからのメッセージ 混じり合うということ

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2016年11月01日

池永 寛明

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情報誌CEL (Vol.114)

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「生徒の4割が外国人になりました」と、大阪の繁華街に立地する中学校の校長から伺った。
コロッセウムやモンサンミシェルに立った時に覚えた感覚──世界中から訪ねる人々とともに人種、言葉を超えて一体化した感覚がよみがえった。この世界的な名所で経験した感覚を、東京、大阪、京都でも感じはじめるようになった。日本なのか?と感じるほど世界中の方々が歩いている。
約1260年前の平城京・東大寺。五色の幡が春風にたなびき、唐樂、高麗樂、ベトナム樂が舞われるなか、752年に廬舎那仏開眼法会が開かれた。開眼導師はインド出身の僧。聖武上皇など政府参列者に加え、唐、朝鮮、ベトナム、ペルシア、トルキスタンなどからの来賓が参列。飛鳥時代・白鳳時代に続き、唐文化にシルクロードを渡ってきた西方文化が融合し、国際色豊かな天平文化が花ひらいた。この文化を担った高度技術者における渡来人比率は5割、平安時代初期の貴族に占める割合は3割と、日本は元来グローバルで多様性ある国だったのである。
奈良時代いや日本仏像彫刻の原点であり最高傑作といわれる中宮寺の半跏思惟像は、それまでの仏像とは異なる日本的な慈悲あふれる仕種、微笑が表現され、見る人を魅了する。当初大陸から持ち込まれ、その後渡来人がつくっていた仏像から約1世紀を経て、グローバルな文化をつつみこみ、日本の自然、四季、風土、価値観と調和・融合して、独創的な「日本的な仏像」が制作された。写実的な「物質的なデザイン」に「日本的なるもの」を精神性のデザインとして混じり合わせ、渡来した仏像とは一線を画する新たなる価値を生みだした。この精神性のデザインが日本文化の本質だ。
「混じり合う」という言葉が浮かんだ。「混」という文字は「水」と「まるくまとまる」でできている。さまざまなものがひとところに集まり、水に混じり合い溶け込みまとまっていく。西洋的でも東洋的でもあり、古くもあり新しくもあること、日本人が大切にしてきたにもかかわらず忘れてしまっていることを、海外の方々に発掘していただき、気づかされた。
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