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情報誌CEL

栗本 智代

2003年09月30日

大阪再発見vol.2 10西船場〜上質な時間を享受できる"隠れ家"としての魅力〜

作成年月日

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研究領域

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媒体(Vol.)

備考

2003年09月30日

栗本 智代

都市・コミュニティ

地域活性化

情報誌CEL (Vol.66)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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上質な時間を享受できる“隠れ家”としての魅力

 西船場というエリア(西横堀以西、北は土佐堀川、南は長堀、西は木津川に囲まれた地域)は、大阪の中でももっとも「水の都」「堀割のまち」と呼ぶにふさわしいところであった。西横堀が慶長初年に開削されて以降、次々に東西に堀割ができた。北から、江戸堀、京町堀、阿波堀、立売堀、そのほか海部堀、薩摩堀もあり、船問屋や魚・塩干魚市などで賑わった。また、徳川幕府の頃、新町は、京の島原、江戸の吉原とならぶ遊郭として栄えた。しかし現在、堀割はほとんど埋められ、盛り場的な雰囲気もほとんど残っておらず、町の名前だけに留まっている。

 今、四つ橋筋や土佐堀通りなど幹線道路こそ交通量が多いが、そこから一本入ると、小規模な商店やオフィス、住宅などが混在しており、昔ながらの落ち着いたまちとしての空気感を留めている。戦災から難を逃れた近代建築も数多く残っているが、比較的規模が小さく、その意匠の個性からいってもあまり目立たないものが多かった。しかしそれぞれの味わいを大切に維持しつつ、さらに新しい機能や要素をつけ加えた改装を行うことで、開かれた魅力的な場になっている事例もあり、それぞれの個性が光っている。

 一方で、工場や倉庫などを改装し、ライフスタイル提案型の家具やファブリックの店舗に変身させ、地域の魅力向上につなげるというチャレンジもある。靱公園の周辺にポツリポツリと増えてきたカフェやショップも含めて、居心地の良い隠れ家的な「場」が展開され、より魅力的な住空間が創造されつつある。

 

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