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情報誌CEL

林家 竹丸

2009年03月19日

連載 落語・時間を訪ねる旅 〜上方古典芸能と文化を巡る〜 第四回

作成年月日

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媒体(Vol.)

備考

2009年03月19日

林家 竹丸

都市・コミュニティ

地域活性化

情報誌CEL (Vol.88)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
全文をご覧いただくにはPDFをダウンロードしてください。

一年間続いたこの連載も今号で最後です。

最終回に取り上げますのが、古典芸能の中でも最も長い伝統を持つ「能・狂言」です。室町時代に観阿弥と世阿弥の親子によって大成したことで知られる「能」、そして、能と同様に猿楽から生まれた笑劇の「狂言」。落語とはまったく異質に見えますが、やはり接点があるんです。

それを探しに大阪の街へ繰り出してみました。

 今日の出発点は、上方の落語家の本拠地「天満天神繁昌亭」。戦後初の落語専門演芸場としてオープンして2年半。いまも大勢のお客さんが来てくださって、ほんまにありがたいことです。

 さて、能の演目では、「安宅」が歌舞伎「勧進帳」に、「道成寺」が文楽や歌舞伎に取り込まれるなど、他の芸能に影響を与えています。落語の「船弁慶」も、やはり能のパロディ。 

 その落語の舞台、難波橋に向かいます。途中、芸事にも縁が深い大阪天満宮に参拝し、天神橋から難波橋へ。大川を行き交う船を見ながら、昔の盛況ぶりを想像してみました。能や狂言を嗜んだ大店の旦那衆も、この界隈を行き来したことでしょう。

 谷町四丁目近くのビジネス街に、静かにたたずむのが山本能楽堂。案内されて中に入るとびっくり! 外観からは想像できない大空間があって、立派な能舞台が設けられていました。

 当主の山本章弘さんは、「1927年に祖父が最初の能楽堂を造ったのですが、戦災で焼失し、1950年に再建したもの」だと説明してくれました。

 能の魅力を伝えるには実演を観てもらうのが一番。そこで、ここでは初心者向けの公演を数多く行っているほか、落語、講談、浪曲、上方舞など他分野の芸との競演も積極的に企画しているそうです。

 

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