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Home > CELプロジェクト > 炎と食II 日本人の食生活と火 >炎と食II 第4章 大阪ガスのガス調理機器

炎と食II

Flame and Food Culture II

炎と食II 日本人の食生活と火

山下 満智子

2016年02月01日

炎と食II 第4章 大阪ガスのガス調理機器

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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ガス調理機器開発の歴史 〈2000年―2015年〉

大阪ガスが開業した1905(明治38)年以来、調理機器開発は続いてきた。その歴史について、コンロ、炊飯器、オーブン、小物調理器のジャンル毎に整理し、2000年に「炎と食」としてまとめ、調理機器年表を付記した。
ここでは、その後15年間の大阪ガスの家庭用ガス調理機器の開発の歴史について記述する。なお、初版の説明文についても再掲し(88〜109頁)、調理機器の歴史年表(創業1905〜2015年)には15年分の新商品を追加した。

ガスコンロ

2000年以降のガス調理機器で一番大きく変化したのはガスコンロである。ガラストップ天板のコンロが発売されて以来、見た目、お手入れ性が飛躍的に向上し、制御技術の進化により更に安全性が向上するとともに、自動調理などの便利機能が格段に進化し続けている。

ガラストップコンロの登場

従来のガスコンロのイメージを大幅に変えたのが、天板にセラミックガラス(結晶化ガラス)を採用したガラストップコンロの登場である。それまでガスコンロの天板材質は、ホーローやステンレス、フッ素コート鋼板が一般的であり、調理性能が格段に優れていても、天板がセラミックガラスの電熱コンロやIHコンロと比較して、高級感やお手入れ性のイメージで評価が低くなる傾向が見られた。
そこで登場したのが、セラミックガラスをガスコンロ用の天板に採用したガラストップコンロであった。それにより、高級感やお手入れ性などのイメージ評価を格段に向上させることができた。
大阪ガスのガラストップコンロの第1号商品は、2001年1月に発売した。ガスコンロとしては、これまでにない約15万円という高価格商品であったが、セラミックガラスの持つ高級感とお手入れ性の良さから、コンロのイメージを一新し、ヒット商品となった。
その後、ガラストップコンロは進化し、天板がフラットなためお手入れがしやすくなっただけでなく、それまでのガスコンロでは当然であった「汁受け皿」を廃止した。汁受け皿のないこの構造は、ガラストップコンロのみならず、今ではガスコンロの主流となっている。据置きタイプのガラストップコンロは、ビルトインコンロより1年遅れて02年10月に発売した。

より便利に、より安全に、より美しく

ガラストップコンロの好評に応えて、2003〜04年にはデザイン性を画期的に向上させた「class S(クラス・エス)」という商品を開発した。

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