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情報誌CEL

池永 寛明

2017年03月01日

都市・地域のルネッセ(再起動)に向けて

作成年月日

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媒体(Vol.)

備考

2017年03月01日

池永 寛明

都市・コミュニティ

コミュニティ・デザイン
まちづくり
地域活性化

情報誌CEL (Vol.115)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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内と外と過去と未来とをつなぐということ

日本社会の流動化が進み、確たる未来予想図が描けないいま、どのような価値を創造し受け継いでいけばよいのだろうか。生活文化の基盤である「都市」「地域社会」の価値を再起動し、過去から現代、未来へつなぐ「ルネッセ」の提言を行う。

適合不全の時代

これからの社会はどうなるのだろうか?
大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所で、「2030年におこりうる社会の風景」を考えたが、解像度の高い「未来予想図」が描けなかった。これまでの延長線上では未来を読み解けないのである。「社会構造が逆転し、諸相に適合不全が現れはじめている」と感じざるを得なかった。
未婚の人が多い―結婚したいのに結婚しないのか、結婚できないのか?
就職しない人が多い―大学を卒業しても就職しないのか、就職できないのか?
結婚しない人、就職しない人の問題と捉えられがちだが、そもそも夫婦、進学、就職という形態が現代社会と「適合不全」となっているのではないだろうか?
単身老人が増えている。かつての「高齢者が家のなかにいる」という家族スタイルが適わなくなっている。「不適合」とは心ならずも適わないことだが、適う適わないという次元を超え、「土俵」にすらのらなくなっている人がいる。さらに適う適わないという世界にそもそも関心すらなくなっている人もあらわれている。
現代社会がこれまでの「価値観、規範・制度」と適わなくなったため、さまざまな社会問題をひきおこしている。過去と現代とが切れて繋がっていないことに着目することが現代社会を読み解く鍵ではないだろうか。

「まちづくり」の現場で感じていること

「まちづくり」という言葉がよくわからない。建物・公園・川・道路などの都市インフラのことをいったり、地域開発や地域社会の活性化、空き家のリノベーションのことをいったりと、「まちづくりのかたち」は多岐にわたる。
地方創生を目指す地域・自治体に対して、高齢少子化、観光、景観、食、医療、スポーツなどを論点に、各企業が部分的にアプローチしている。
大阪ガスもエネルギー会社の立場で、地域社会にかかわっている。東日本大震災に伴うエネルギー問題を受け、安全・レジリエントなまちを論点としたエネルギーソリューションを実践している。さらに都市計画、都市整備、防災・減災、地域振興に向け、エネルギー、環境、火育、食育、スポーツ、ソーシャル・デザインにかかわっている。