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弘本 由香里

2006年04月25日

大阪の再生を考える その5「上町台地から問う都心居住文化の創造とは」

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2006年04月25日

弘本 由香里

都市・コミュニティ

都市居住

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大阪市政調査会『市政研究』06春151

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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近年「都心回帰」、「都心居住」が注目を集めている。周知のとおり、バブル経済崩壊後の地価の下落等を背景に、大阪都心部でもいわゆるマンション建設ラッシュが続き、人口も増加傾向にある。

直近の二〇〇五年国勢調査(速報)における大阪市の人口総数は二六二万八七七六人で、五年ごとの国勢調査人口としては、一九六五年以降発の人口増加に転じている。一年ごとの推計人口比でみれば、二〇〇〇年から既に増加に転じており、都心六区(北区、福島区、中央区、西区、天王寺区、浪速区)に限っていえば、さらに先んじて一九九五から増加に転じている。

二〇〇〇年と二〇〇五年の国勢調査比でも、引き続き都心六区は高い人口増加率を記録しており、一位中央区(二〇・七%)、二位西区(一四・五%)、三位福島区(九・三%)、四位北区(九・二%)、五位天王寺区(九%)、六位浪速区(七・九%)と、都心六区が並んで上位を占めている。都心六区の人口増加が著しい中でも、区域の半分以上が上町台地上にあたる中央区は突出した人口増加を示している。また、区域のほとんどが上町台地上にあたる天王寺区の人口増加も顕著であり、両区を合わせると一四・七%の増加率(二〇〇〇年〜二〇〇五年)となっている。

かねて人口減少に危機感を抱き続けてきた大阪市にとって、近年の人口回復は一面大いに喜ばしい事態であるが、それが都心における居住の豊かさの形成と実質的に結びついていかなければ、都市の持続的な発展や再生を望むことはできないだろう。こうした認識のもとに、持続的に都市の活力とモラルを生み出し支え得る、都心居住文化の創造について、大阪都心部のうち、上町台地界隈の人口動向や近年芽生えてきた動きに着目して考えてみたい。

 

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