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情報誌CEL

当麻 潔
下田吉之

2014年03月03日

連載エネルギー講座 【第10講/最終回】将来へ向けてのシナリオ

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媒体(Vol.)

備考

2014年03月03日

当麻 潔
下田吉之

エネルギー・環境

エネルギー・ライフスタイル
省エネルギー
地球環境

情報誌CEL (Vol.106)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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暮らしとエネルギーの過去・現在・未来

エネルギー講座のまとめとして、暮らしとエネルギーについて、昔(昭和の時代)を振り返り、現在の状況を再確認し、そして将来(2050年)を想定します。「ハイテクライフ」と「スローライフ」の二つのシナリオを示し、皆さんと一緒にこれからの暮らしとエネルギーについて考えたいと思います。

昭和の時代の暮らしとエネルギー
昭和の初期の暮らしは、家電製品は、裸電球とラジオだけ、家事は手作業(手洗い、ほうきとはたき、ぞうきんがけ)、空調は「うちわ」と炭火を入れた「火鉢」そして薪で沸かしたお湯を入れた「湯たんぽ」というように、ほとんどエネルギーを使いませんでした。したがってその当時の電源は、水力発電でほとんどまかな賄うことができ、石炭や石油をわずかしか使わない「水主火従」でした。家庭の燃料は「薪」や「木炭」であり、今から見ればこの時期は、再生可能エネルギーが中心の「少エネ」の時代であったといえます。
1950年代半ばから日本は高度経済成長期に入り、人口増加と相まってエネルギー消費量が増加しました。電源も、石油・石炭火力発電が増え、1963年に初めて「火主水従」に移行した後、当時安価だった石油火力を中心に供給力を高めていきます。家庭では、三種の神器と呼ばれたテレビ、洗濯機、冷蔵庫の3種類の家電製品が急速に普及して電気の消費量が増加。また、それまで銭湯に通っていたのが、ガス風呂釜の登場により内風呂が普及し、瞬間湯沸かし器によって台所でもお湯を使うことが可能となり、ガスの消費量も増加しました。そして、1973年の第一次オイルショックを契機に、省エネの技術開発が促進され、生活者の省エネ意識も向上しました。また、脱石油政策のもと、原子力、石炭、LNGなどの石油代替電源の開発や、天然ガスへの都市ガスの原料転換が進められました。