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2013年07月19日 by 鈴木 隆

低山のすすめ

 富士山が世界遺産に登録されました。ここ数年の登山ブームにもさらに拍車がかかりそうです。

 

 「山は必ずしも高きをもって尊しとせず」。富士山をはじめとした「百名山」もいいですが、標高1000メートルクラスの低山にも捨てがたい魅力があります。それも、六甲山や金剛山といった人気の山を除いたごく普通の山。標高だけでなく、人気も比較的高くない“低山”です。

 

 低山では、多くは木立の中を歩きます。木道や階段はまれで、落ち葉を踏みしめながら土の上を歩きます。登山者も少なく、鳥の鳴き声と風の音だけが響く静寂に包まれます。高山よりも自然に浸れるのが魅力です。

 

 低山は、高山よりも道に迷いやすく、注意が必要です。登山道や標識があまり整備されておらず、麓では作業道が錯綜していることが多いためです。地図を必ず携行し、要所でコンパスで現在地を確認します。地図上の登山道は主要なものに限られ、実際の位置が違っていたり廃道になっていたりすることもしばしば。登山用のGPS(全地球測位システム)も持参してルートを記録し確認するとより安心です。

 このように、低山では主体的にルートを探索しながら登ります。道標に従い前の人についていくだけではありません。自力で登山している気分を味わえるのも魅力です。

 

 低山であっても山は山。備えを万全にすることは必須です。よく登る大阪・京都両府境のポンポン山は、標高678メートルしかありませんが、冬場、下界は晴れているのに登ってみると一面銀世界などということもあります。強風だと体感温度は氷点下となり寒さに凍えます。一方、これからの夏場は、特に低山では暑さ対策やこまめな水分補給が大切です。お勧めは、早朝の涼しいうちに登り始め、昼ごろまでには下山すること。午後に多い雷にも遭わずにすみます。

 

 「人の行く裏に道あり花の山」。人気の高山を制覇するのもいいですが、静寂の低山を楽しむのもオツなものです。

 

 

※平成25年6月21日、毎日新聞(大阪本社)夕刊に掲載の「低山もまたよろし」を改題し、6月22日の富士山世界遺産登録決定を反映したものです。

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