大阪ガスネットワーク

エネルギー・文化研究

  • サイトマップ
  • お問い合わせ

CELは、Daigasグループが将来にわたり社会のお役に立つ存在であり続けることができるように研究を続けています。

  • DaigasGroup

JP/EN

Home>コラム

コラム

コラム一覧へ

2012年12月21日 by 鈴木 隆

真実はいつもひとつか

 人気アニメ『名探偵コナン』の有名な決め台詞に、「真実はいつもひとつ」というのがあります。といっても、実は番組自体を見たことはなく、番組のCMで知っているだけなのですが。しかし、コナンの言うように、真実はいつもひとつなのでしょうか。

 

 黒澤明監督の映画『羅生門』(1950年)をご存知でしょうか。芥川龍之介の短編小説『藪の中』をモチーフにした作品です。女性が山賊に乱暴され、夫の侍は殺されます。捕まった山賊、侍の妻である女性、巫女に呼び出された侍の霊の証言(回想)が、三者三様で異なります。

 

 「真実はいつもひとつ」というのは、近代科学の考え方です。しかし、自然科学でも、20世紀になって量子力学が登場し、不確定性原理が認められるようになりました。粒子の存在は絶対ではなく、確率的にしか特定できないことが明らかとなっています。20世紀後半に入り、社会心理学や社会学などにおいても、現実は社会的に言語によって構成されるとする社会構成(構築)主義が登場し、有力となっています。

 

 漫画の世界では「真実はいつもひとつ」がわかりやすくていいでしょう。しかし、わたしたちの生きている世界は、見る者によって異なる現実から成り立っています。こうした羅生門的現実の存在こそが「いつもひとつの真実」といえるのではないでしょうか。

  • ルネッセ
  • U−CoRo
  • 語りべシアター
  • NEXT21

【特集】持続可能な未来を考える

持続可能な社会を実現するために、 今、私たちができることは何でしょうか。 この世...

  • 論文・レポート・キーワード検索
  • 書籍・出版
  • 都市魅力研究室
  • FACEBOOK

大阪ガスネットワーク(株)
CEL エネルギー・文化研究所

〒541-0046
大阪市中央区平野町4丁目1番2号

アクセス