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情報誌CEL

哲夫

2019年11月01日

奈良の倭の奴の国宝

作成年月日

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媒体(Vol.)

備考

2019年11月01日

哲夫

都市・コミュニティ
住まい・生活

コミュニティ・デザイン
地域活性化
ライフスタイル

情報誌CEL (Vol.123)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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これは、みなさんの共感を得られるであろうとの自信に基づいて提言することなんですが、地元っていいですよね。大好きですよね。そんなことないですか。
奈良出身だからでしょうか。自然があるからでしょうか。なぜか地元が好きでたまらないんです。地元に恩返しをしたいという気持ちも、年々高まっています。
思えば、「奈良なんかなんもない」という讒言を聞いて育ちました。子供の頃は確かに、奈良は海もないし、空港もないし、背の高いビルもないしと、都会やドラマとの格差に嘆息をもらしていたかもしれません。しかし今から振り返れば、あの大人たちの讒言は、ただ遠慮がちな人が奈良のことを卑下して言ってただけやん、と確信できるのです。つまり、奈良にはなんもないことなく、なんやかんやあるのです。
まず古墳があります。日本史の教科書で、一番初めに出てくる航空写真といえば、古墳ではないでしょうか。しかも、先日、世界遺産に登録されました堺や百舌鳥の古墳群よりも先に登場するのが、奈良の箸墓古墳なのです。箸墓古墳は、古墳時代初期の築造であり、巨大な前方後円墳では最古のものとも伝えられています。教科書に掲載されるのも納得できます。個人的にはこれが誇らしくて誇らしくて、しょうがありませんでした。なぜなら、その航空写真には、うちの畑が写っているからです。
次に、美しい川があります。山に蓄えられた水源は、自然の浄水器を通して川の上流から下流へと流れています。また、先人たちの努力による灌漑のおかげで、奈良の平野部にもその美しい水が流れ込んでおり、その水に育てられた稲穂には、無類の米が実るわけです。そして、めちゃうまいご飯が炊けます。おにぎりにしてみても、抜群にそのよさが伝わると思います。
また、川のほとりでやるバーベキューは楽しいですし、釣りもできます。釣れた鮎やアマゴを炭で焼くと、ビールをおかわりしたくなります。川面は日の光をいつも上手に跳ね返していて、一回くしゃくしゃにしてから広げてみたアルミホイルのように輝いています。片手にビール、もう一方の手に魚の串、周りを伺うと、おにぎりがまだあと少し残っていて、最高の歓声を上げるわけです。
あと奈良の大事な存在として、ラーメン屋があります。ラーメン屋ならどこにでもあると失笑されるかもしれませんが、奈良には、やばいくらいおいしいラーメン屋があるのです。