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アートとテクノロジーがつなぐ過去と未来

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季刊誌CEL

COSMIC LAB
(コズミック・ラブ)

2019年03月01日

【インタビュー】未来を考える−1
アートとテクノロジーがつなぐ過去と未来

作成年月日

執筆者名

研究領域

カテゴリー

媒体(Vol.)

備考

2019年03月01日

COSMIC LAB
(コズミック・ラブ)

都市・コミュニティ
住まい・生活

コミュニティ・デザイン
地域活性化
ライフスタイル

情報誌CEL (Vol.121)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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これまでさまざまな角度から提起してきた「ルネッセ(再起動)」。ここではその実践例ともなる大阪発のアート集団の仕事を紹介する。伝統文化にアート&テクノロジー表現を融合し、過去から現在、そして未来へ創造しつなげていくための手法、またそこから導かれる未来とは――。代表の三浦泰理氏をはじめ、国際色豊かなスタッフの皆さんにお話を伺った。

2015 年5月、開創1200 年に沸く真言密教の聖地高野山で、「高野山1200年の光――南無大師遍照金剛」と題した声明と映像、光の共演によるイベントが行われ、話題となったことをご存知だろうか。
今号の表紙を飾っているが、そのイベントの舞台は高野山壇上伽藍内大塔。この地に道場を開いた開祖弘法大師空海がシンボルとして建立したことから「根本大塔」とも呼ばれる仏塔である。
イベントは日没より開始した。その姿を闇に沈めていた大塔をレーザー光線が浮かび上がらせ、僧侶衆による声明が厳かに響き始める。天空から舞い降りてきたかのような、美しい光の散華に始まり、蓮華、曼荼羅……次々と塔に映し出される映像に合わせるかのように力強さを増す声明や和太鼓の響きが空間を震わせるなか、大きく本尊大日如来が映し出された瞬間、会場を埋め尽くしていた観衆からどよめきと大きな拍手が起こった。
そこに感じられたのは、プロジェクションマッピングという現代手法で歴史的建造物を彩った映像美への単純な賛辞にとどまらない、声明という伝統文化にテクノロジーを融合させることで生まれた、新しい祝祭空間に対する深い感銘である。
本誌が提起する、「ルネッセ」実践の好例ともいえる、このイベントの総合プロデュースを担当したのは、大阪を拠点とするミックスメディア・プロダクション「COSMIC LAB(コズミック・ラブ)」。「アートとテクノロジーを結びつけ、 デジタルシステムまでを作品に昇華した未知なるヴィジュアル&オーディオの体験を探求する実験室」というコンセプトのもと国内外を舞台に活躍するCOSMICLABが、高野山と出合ったことで見えたものは何だったのだろうか。そのクリエーション活動のベースとなる大阪という場の魅力やアート&テクノロジーのこれからについてお話を伺った。

テクノロジーがつなぐ伝統文化

大阪ミナミ、千日前繁華街のランドマークのひとつである味園ユニバースビル。近年公開された映画『味園ユニバース』の舞台ともなった、極彩色のネオンがひときわ目を引く複合商業ビルの中に、COSMIC LABはある。