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Home > 論文・レポート検索 > 幸せリーグ×日本での指標づくり・ケース2: 市と市民が協働してつくる「幸せのモノサシ」

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CEL編集室

2015年07月01日

幸せリーグ×日本での指標づくり・ケース2: 市と市民が協働してつくる「幸せのモノサシ」

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2015年07月01日

CEL編集室

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情報誌CEL (Vol.110)

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名古屋市東部と隣接する長久手市は、天下人への道をめざす羽柴秀吉と徳川家康が直接対決した「小牧・長久手の戦い」の舞台として、近年では2005年「愛・地球博」のメイン会場として知られた地である。都市化が進む市西部と、自然環境が豊かに残る市東部という二面を内包する長久手市は、「幸せリーグ」設立時からのメンバーでもある。行政と市民が協働する「ながくて幸せのモノサシづくり」。

愛知県長久手市


長久手市が今注目されているのは、東洋経済「住みよさランキング2014」全国4位という「都市力」の高さである。

データでその現況をみれば、高齢化率が愛知県下で最も低く(15.2%、2014年現在)、全国で最も平均年齢が若く(38.9歳、2014年現在)、全国トップクラスの人口増加率となっており、恵まれた生活環境にあるといえる都市である。

2012年の市制施行により長久手市となったまちの初代市長?田一平氏による「地方創生」は細かな政策を打ち出さず、「目標」だけを謳うユニークなものだ。 まちづくりの目標は、「一人ひとりの幸せ感が高い『日本一の福祉のまち』」。それは「誰もが地域で役割を担い、活躍し、生きがいをもって楽しく過ごすことができる『たつせのある』(市の造語。『立つ瀬がない』の対義語として用いる)まちづくり」を意味しており、そのためにさまざまな市民主導型のプロジェクトが行われている。「幸せリーグ」の参加、「ながくて幸せのモノサシづくり」の取り組みも、そうしたプロジェクトの一環として進められた。

 

「市民目線」で測るモノサシづくり

「職員も悩みながら試行錯誤中…『生み出せる喜び』を感じませんか?」―これは、市の広報の2013年8月号に掲載された、呼びかけの冒頭である。

人口減少と少子高齢化が進む「いつか下りていく時代」に備え、今から「新しいまちのかたち」をつくりたい。そのためにも市民と共有できる長久手市オリジナルの尺度=モノサシを、市民と市職員が共に作っていきたい――文言には、文字通り「試行錯誤」する市側の姿がにじむ。この取り組みを、当初から市民とともに進めるべきものと明確に位置付けていたからこその「生みの苦しみ」でもあっただろう。

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