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季刊誌CEL

当麻 潔
下田 吉之、森田 浩仁

2013年11月01日

連載エネルギー講座 【第8講】都市ガス供給システム

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備考

2013年11月01日

当麻 潔
下田 吉之、森田 浩仁

エネルギー・環境

その他
地球環境
再生可能エネルギー

情報誌CEL (Vol.105)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
全文をご覧いただくにはPDFをダウンロードしてください。

ガスを作り届けるしくみを知る

エネルギー講座第八講では、電力とともにライフラインを構成するもうひとつの重要なエネルギーである都市ガスの供給システムを取り上げます。都市ガスの原料である「天然ガス」について学び、さらに「都市ガス供給システム」の現状と今後について考えてみます。


ガス体エネルギーとは


エネルギーとしてのガスには、主として「天然ガス」および「LPガス(Liquefied Petroleum Gas)」があり、これらは、「ガス体エネルギー」と言われています。
「天然ガス」は、メタンを主成分とし、主にガス田から生産されます。ガス体であるため、気体の状態でパイプライン輸送するか、冷却により液体にして、液化天然ガス(Liquefied Natural Gas 以下、LNG)としてタンカーで輸送されています。
一方、「LPガス」は、油田や天然ガス田、石油精製時に発生するガスから取り出したプロパン、ブタン等を主成分としており、常温で容易に液化できる気体燃料で、液体の状態で、輸送、貯蔵、配送が行われています。
「ガス体エネルギー」は、化石燃料のなかで最もCO2排出が少なく、また、窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)も少ない燃料です。さらに黒煙等の粒子状物質(PM)の排出がない、クリーンなエネルギーと言えます。
現行のエネルギー基本計画において、天然ガスは「低炭素社会の早期実現に向けて重要なエネルギー源である」、LPガスは「低炭素社会の実現に資する利用を促進する」と位置づけられています。
第八講では、ガス体エネルギーのうち、「天然ガス」(一次エネルギー)を取り上げ、また家庭のエネルギー消費において電気に次いで消費量が多い、天然ガスを原料とした「都市ガス」(二次エネルギー)について考えてみます。


クリーンなエネルギー「天然ガス」


「天然ガス」は、大昔の動物や植物が長い時間をかけてエネルギー資源に変化したもので、その性状は、石炭や石油等、他の化石燃料と比較して、CO2、NOxの排出量が少なく、SOxは排出しません。

 天然ガスは、世界中に分布しているため、供給安定性が高く、また、可採年数は約60年と、石油と比較して10年以上も長いのが特徴です(近年、北米におけるシェールガス開発の進展により、大幅に増加する見込み)。わが国の天然ガスは、97%が輸入で発電用に7割、都市ガス用に3割が使われています。国内では、わずかですが、新潟を中心に天然ガスを生産しています。輸入にあたっては、LNGとしてタンカーで輸送されます。この形で輸入しているのは日本や韓国が中心であり、ほとんどの国は気体の状態でパイプライン輸送しています。