大阪ガスネットワーク

エネルギー・文化研究

  • サイトマップ
  • お問い合わせ

CELは、Daigasグループが将来にわたり社会のお役に立つ存在であり続けることができるように研究を続けています。

  • DaigasGroup

JP/EN

Home > 論文・レポート検索 > 生活者の意識と行動 〜第1回(夏季)調査から〜

論文・レポート検索

Search

情報誌CEL

三島 順子

2013年03月01日

生活者の意識と行動 〜第1回(夏季)調査から〜

作成年月日

執筆者名

研究領域

カテゴリー

媒体(Vol.)

備考

2013年03月01日

三島 順子

住まい・生活

ライフスタイル
その他

情報誌CEL (Vol.103)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
全文をご覧いただくにはPDFをダウンロードしてください。

― 関心のありか、不安のありか

はじめに〜調査についてのこれまでの経緯〜
 
当研究所では、「『住まい・生活』に関して生活者が抱える問題、期待する将来の姿・方向、そのギャップを埋める解決策と今後のあり方などを分析・研究する」ことを目的に、平成16年度(2005年1月)から、年に1回、全国の約1000人を対象に「生活意識調査」を行ってきた。これまでの調査では各研究員の仮説検証が調査の主な目的にすえられ、設問は「どう思いますか」と回答者の「意識」・「意見」を問うものが中心であった。第8回平成23年度(2012年1月)の調査を最後に、方針を見直し「生活者の意識と行動」調査と改めたのは、「意識」だけでなく、「どうしていますか」「どうしたいと思っていますか」と「行動」を問うことを調査に加えたからである。また同時に「留置記入依頼法」(調査票を渡し、後日、調査員が記入済みのものを出向いて受け取る)からインターネット調査に変更した。本調査では、意識を深く探りたいと考え、自由記述欄を使用した設問を初めて行った。今回のCELアウトプットではそこから「関心のあること」、「不安に思っていること」の2点について紹介する。

「生活者の意識と行動 第1回(夏季)調査」
●調査期間:2012年8月24日〜27日
●方法:インターネットを利用したモニター調査(株式会社日経リサーチに依頼)
●対象:全国の20歳〜80歳の男女(学生除く)3056人

「生活者の意識と行動第1回(夏季)調査」から―「関心のありか」
【設問】あなたが、今関心のあることは何ですか。以下の形式にあわせて、3つまでお答えください。何もない方は「何もない」とご回答ください。
  
最も関心があること:    に関心がある
2番目に関心があること:    に関心がある
3番目に関心があること:    に関心がある

頻出ワードを順位付けするにあたっては、表現は異なるものの、意図していることは同じといえるもの、例えば、「自動車」と「車」などは同じと扱っている。一方、「子育て・育児」と「子ども」を別のものとしたのは回答内容が「子育て・育児」の場合は大半の回答がこの単語のみなのに対し、「子ども」の場合は、例えば「子どもの教育」、「子どもの進学」、「子どもの就職」、「子どもの結婚」と内容が多岐に渡るためである。また、20代、30代の回答では「子育て・育児」が「子ども」より頻繁に現れるが、40代以降では「子育て・育児」より「子ども」の出現回数が多くなり、20代・30代と40代以降で頻出語句が逆転する。
男女別頻出ワードの上位5位(表1)を見ると、男性はどちらかといえば社会全般にかかわる単語が多く、トップ5に限っていえば、子どもや家族に関する記述が見られない。これは、後述の「不安に思うこと」でも同様の傾向が現れている。対して、女性は第3位と第5位に子どものことがあげられており、育メン(育児を積極的に率先して行う男性)、育爺(孫育てに積極的にかかわる高齢者世代の男性)等の風潮はあるものの、子どもの世話については女性が主に担うことが多いといえるのではないだろうか。反対に男女に共通するのは「健康」であるが、出現回数で100回以上の差があり、女性の回答の特徴は「健康」一言の記述ではなく、「家族の健康」と書かれている傾向が男性より強く(男性は8/153、女性は34/268)、「家族の健康」「自分の健康」のように複数欄に家族と自分との健康をあげた回答の8割が女性からであった。

  • U−CoRo
  • 語りべシアター
  • 都市魅力研究室
  • OMS戯曲賞

【特集】ウォーカブルの本質を考える

近年、「ウォーカブル」という言葉をよく耳にします。 まちなかを車中心から人中心へ...

  • 論文・レポート・キーワード検索
  • 書籍・出版
  • 都市魅力研究室
  • FACEBOOK

大阪ガスネットワーク(株)
CEL エネルギー・文化研究所

〒541-0046
大阪市中央区平野町4丁目1番2号

アクセス