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情報誌CEL

弘本 由香里

2012年03月26日

大阪・上町台地発 都心居住文化の創造へ(第23話) 明日への道標−続いていく"つながり"の物語

作成年月日

執筆者名

研究領域

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媒体(Vol.)

備考

2012年03月26日

弘本 由香里

都市・コミュニティ
住まい・生活

コミュニティ・デザイン
まちづくり
その他

情報誌CEL (Vol.100)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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-はじめに-

 大阪・上町台地界隈をフィールドに、大阪ガス実験集合住宅NEXT21第3フェーズ実験の一環として、2007年春から「U-CoRoプロジェクト」に取り組んできた(※1)。「上町台地まつり絵巻」の展示でスタートしたU-CoRoウィンドウ・エキジビション(展示)は、その後、子どもと遊びの今昔をたずね、緑の回廊や水脈をめぐり、日常から減災へ想いを馳せるきっかけづくりや、地野菜から広がる人の輪への着目、まちなかのプロフェッショナル探訪など、上町台地の多彩な資源と人々をつなぐテーマ設定で、5年に渡り回を重ねてきた
 各回のウィンドウ・エキジビションや関連イベントは、上町台地で暮らし・生業を営む方々を中心に、地域に関わる多彩なプレイヤーの理解と協力・連携によって実現してきたものである。その賜物として、減災の智恵を活かし合う関係づくりや、地野菜の栽培プロジェクトの広がり、暮らしとものづくりの縁結びなど、上町台地界隈はもちろんのこと、東日本大震災の被災地まで、さまざまな出会いと物語が紡ぎだされてきている。
 NEXT21第3フェーズ実験の最終年度・最終回となる、第15回の展示テーマは「U-CoRo人絵巻.上町台地百人一句」。U-CoRoが培った縁から続いていく"つながり"の物語を伝えるとともに、一連のプロジェクトを介して出会った方々から寄せられた、上町台地の明日への一句の数々で構成している。ウィンドウで躍る一語一語が、上町台地に生き会う意味を物語り、響き合っている。明日への道標ともなる絵巻のごときである。それらの紹介をもって、当連載の最終回としたい。

-続いていく"つながり"の物語 1−減災の智恵を活かし合う関係づくり-

 2001年、第3回U-CoRoウィンドウ・エキジビションで、全国各地に取材したストーリーブック『いのちをまもる智恵.減災に挑む30の風景』(発行:NPO法人レスキューストックヤード)を紹介。2008年には、減災ゲーム「クロスロード」(制作・著作:Team Crossroad〈網代剛、吉川肇子、矢守克也〉)を活用し、第6回ウィンドウ・エキジビション「減災ゲームで気づく、上町台地の暮らしいろいろ」を展開。上町台地に"減災"の種が蒔かれた。地域の方々と減災の専門家のつながりは、2009年の「減災キャラバンon上町台地」の開催等に波及。2010年には、複数の地域で取り組まれている避難所見学や避難所開設訓練への取材を通して、地域防災の担い手との出会いと交流のきっかけをつくるなど、上町台地界隈のあちこちで減災文化の芽を育み合ってきた。

(※1)U-Co Ro プロジェクトの詳細は、ホームページで紹介している。http://www.osakagas.co.jp/company/efforts/cel/issue/cel/
ウィンドウ・エキジビションや関連イベントは、U-CoRoプロジェクト・ワーキングが企画・運営している。2012年3月現在の同ワーキング・コアメンバーは、弘本由香里(大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所/上町台地からまちを考える会)、橋本護(B-train)、早川厚志(まちづくり工房/上町台地からまちを考える会)。

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