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情報誌CEL

弘本 由香里

2011年03月25日

大阪・上町台地発 都心居住文化の創造へ(第21話) 人とまちをつなぐ、手仕事・ものづくり・なりわい−まちなかのプロフェッショナルの力

作成年月日

執筆者名

研究領域

カテゴリー

媒体(Vol.)

備考

2011年03月25日

弘本 由香里

都市・コミュニティ

コミュニティ・デザイン
まちづくり
都市居住

情報誌CEL (Vol.96)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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-はじめに-

 

 人と人、人とまちのつながりの再デザインをテーマに、当連載では大阪・上町台地界隈をフィールドに繰り広げられている、都市居住文化の創造に関わるさまざまな取り組みを紹介している。第12話以降は、同フィールドに立地する大阪ガス実験集合住宅NEXT21の第3フェーズ居住実験の一環として展開している「U-CoRoプロジェクト」(※1)を介して、人と人、人とまちのつながりの回路を豊かにしていく、上町台地ならではの地域資源を活かした“つながりのスタイル”にアプローチしている。
 前回、連載第20話では、上町台地の長い歴史を物語るかのように、さまざまな暮らしを縁取ってきた多彩な樹木や緑地の存在に着目し、身近な緑との興趣あふれる交わりの醍醐味を具体的に表現している。時空を越えて、人と人、人とまちのつながりを媒介する、歴史と生活文化に根ざした緑の可能性を描き出すことを試みた。上町台地ならではの“つながりのスタイル”のダイナミズムを媒介する重要なメディアとして、上町台地を特徴づける“緑”=コミュニティグリーンの存在価値を浮かび上がらせた。
 今回、連載第21話では、丁寧に手をかけたものを介して、人やまちとのつながりを大切に、暮らしによりそう“まちなかのプロフェッショナル”にスポットを当てる。持続可能なまちづくりという言葉が使われるようになって久しいが、生活者として、使い捨てにしない暮らしを志し、使い捨てにしない人やまちとのつながりを持って生きていくためにはどうすればよいか。その手がかりは難しい書物のなかよりも、むしろずっと身近なまちのなかにあるのではないだろうか。日々の暮らしによりそう、まちなかの商店主や職人のなかに、血の通ったまちづくりの礎ともなる暮らしやなりわいの哲学が、しなやかに受け継がれていることに気づかされる。上町台地界隈で改めて身の回りを眺めてみると、日常の食べ物や生活用品や暮らしを支えるサービスなどを通して人とまちをつなぐ、驚くほど豊かな手仕事やものづくりや商いのプロフェッショナルが存在している。
 そこで、U-CoRoプロジェクトの第13弾となるウィンドウ・エキジビション(2011年2月1日〜6月30日)では、「上町台地 まちなかのプロフェッショナル〜暮らしによりそう手仕事・ものづくり・まちづくり〜」(※2)をテーマとして、まちと暮らしを見守り支える、まちなかのプロフェッショナルの幾人かを訪ね、その手のぬくもりと眼差しの向こうに、世代を越えてつながる上町台地の未来を見つめることとした。

(※1)NEXT21第3フェーズ居住実験の一環としての地域コミュニケーションデザイン実験(U-Co Ro プロジェクト)の概要等は、季刊誌CEL83号・84号・86号・88号・89号・91号・92号・93号・95号「大阪・上町台地発 都心居住文化の創造へ」(第12話〜20話)及びU-CoRoホームページで紹介している。http://www.osakagas.co.jp/company/efforts/cel/issue/cel/
ウィンドウ・エキジビションや関連イベントは、U-CoRoプロジェクト・ワーキングが企画・運営している。2011年3月現在の同ワーキング・コアメンバーは、弘本由香里(大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所/上町台地からまちを考える会)、橋本護(B-train)、早川厚志(まちづくり工房/からほり倶楽部/上町台地からまちを考える会)。