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情報誌CEL

西野 麻知子

2010年03月26日

琵琶湖の自然を通して人と自然の共生を考える 

作成年月日

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備考

2010年03月26日

西野 麻知子

エネルギー・環境

地域環境

情報誌CEL (Vol.92)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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 地球上には、面積100ha以上の湖が845万もあるが(1)、そのほとんどは過去1万年以内に生じ、今後1万年以内に消失していく湖である。しかし、例外的に長寿命(おおむね10万年以上)の湖がごく僅か存在する。それらの湖は古代湖と呼ばれ、地球上で、そこにしか分布しない多くの固有種が生息している。琵琶湖は、日本最大の湖(面積670.25km2)であるとともに、古琵琶湖から数えて400万年、現在の湖が成立してからでも40数万年の歴史を有する古代湖でもある。
 琵琶湖からはこれまで1000種以上の動植物が報告されており、日本の水草(沈水植物)の約半数、純淡水魚の3分の2、淡水貝類のほぼ4割の種が生息している。琵琶湖の生物の中で最も種数が多いのは水生昆虫の仲間(約250種)であるが、その大部分を占めるカゲロウ類、トビケラ類、ユスリカ類については、日本に産する種の約1割が生息している。琵琶湖は、日本の淡水環境の中で在来の生物相が極めて豊かな水域といえる。
 また、琵琶湖からはこれまでに61種の固有種が報告されているが、ほぼ半数(29種)が貝類、15種が魚類で、両者で固有種の4分の3を占める。一方、水生昆虫類の固有種は僅か3種、沈水植物(水草)も2種にすぎない。在来種でも固有種でも、琵琶湖は貝類と魚類が卓越する湖といってよいだろう。

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