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情報誌CEL

江面 嗣人

2005年03月15日

日本の住宅におけるガス設備の発達と住生活の変化

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2005年03月15日

江面 嗣人

エネルギー・環境

エネルギー・ライフスタイル

情報誌CEL (Vol.72)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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 古い民家を訪れ、ススで真っ黒になった柱や梁に出会ったことがあるだろうか。これらのススは、囲炉裏や台所のかまど等から出たもので、昔は火を使うことは家全体に広く影響を及ぼし、住生活や家の構造にも影響を及ぼしていた。日本の住宅における近代化の一つであるガス設備の発達は、住宅の変化等に大きな影響を及ぼしたと考えられる。以下に、燃料のガス化の歴史と近代の住生活の変化との関係について概説することにしたい日本におけるガスの使用は、ガス街灯の計画が横浜の外国人居留地で作られたことにより、明治五年(一八七二)、横浜に公共としては国内最初のガス灯が灯されたことに始まる。明治七年(一八七四)には、東京会議所の経営によって東京の新橋から京橋までガス管が通され、銀座通りにガス灯八五基が点灯される。その後、ガス灯は屋内光源として使われ、明治一〇年代には屋内用のガス収入高は、前年比で著しい伸びをみせ、屋内ガス灯の市場を見込んで数系統の支線が次々と作られた。 ガス灯は近代設備として遍く普及するかにみえたが、明治一一年(一八七八)に我が国最初の電灯が点灯され、明治二〇年(一八八七)には東京電灯会社によって電気の公式供給が開始され、明治四〇年(一九〇七)には東京市が、大正二年(一九一三)には日本電灯会社が相次いで電気を供給し、屋内の灯りはガス灯から電灯に移行していった。

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