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情報誌CEL

ケビン・ショート

2006年06月25日

里山の思想と新しい郊外生活

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2006年06月25日

ケビン・ショート

住まい・生活

住生活

情報誌CEL (Vol.77)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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シティボーイ・カントリーボーイ

 たいていの人は、ぼくを山里に住むナチュラリストだと思っている。どうも、信州か東北の山奥にある丸太小屋にでも住んでいる姿を思い描くようで、実は千葉ニュータウンの高層マンションの二十階に住んでいると知って目を丸くするのだ!

 だが、ぼくがニューヨーク市とは目と鼻の先、下町ブルックリンで生まれ育ったと知れば、驚きも半減するだろう。ぼくは今でも、大都会をこよなく愛している。ニューヨークにサンフランシスコ、ロンドン、パリ、東京、大阪――とにかく、多種多様なものが密集した都会が好きなのだ。美術館やアートギャラリーに足を運んだり、書店や骨董品店をはしごしたり。ただあてもなく通りを歩いて、その街の歴史や、さまざまなものが肩を寄せ合う都会ならではの空気を感じるのもいい。ときには、にぎやかな通りに面したカフェテラスで、行き過ぎる美しい女性(それに、個性豊かな人々も!)を眺めつつ何時間も過ごすことだってある。

 とはいえ、ほんの子どもの頃から、我が家では夏の数ヵ月をニュージャージー北部のアパラチア高原にある叔母の別荘で過ごす習わしだった。街からは車で一時間たらず、なのにそこにはまるで別の世界が広がっていた。酪農場にリンゴ園、トウモロコシ畑、急斜面をおおう鬱蒼とした森、そこかしこに点在するいくつもの湖。ぼくは一日中、仲間たちとそこらを探検したり、ちょっと暑くなると手近の川や湖に飛びこんだりした。

 

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