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情報誌CEL

ヘレン・ケイス

2007年06月30日

肥満が深刻化するオーストラリア、食習慣改善へのチャレンジ

作成年月日

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備考

2007年06月30日

ヘレン・ケイス

住まい・生活

食生活

情報誌CEL (Vol.81)

ページ内にあります文章は抜粋版です。
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  200年前のオーストラリアでは、アボリジニは、木の実やベリー類、根、種などの植物や、魚、昆虫、獣、爬虫類、鳥などの動物といった自然の食べ物を摂り、森の中を放浪しながら生きていた。

 英国からやってきた白人は、牛や羊などの家畜、小麦など栽培用の穀類、それまでになかった果物の木などを持ち込んだ。こうして大量の肉や穀類が手に入るようになり、日常の激しい肉体労働の後には、高タンパク・高炭水化物の食事を摂ることが習慣になった。

 この40年、オーストラリア人は、ヨーロッパやアジアからの移民やアボリジニの食事や食材、そして食のスタイルを取り入れ、独特の食文化を築いてきた。大都市の飲食街ではどこでも、ベトナム、マレーシア、日本、インド、中国、レバノン、ギリシャ、イタリア、トルコなどの様々な国のレストランが見られる。そして現在、オーストラリアの食生活は、より多くのアボリジニの食べ物を用いるようになっている。

 80年代には、家庭の食事に大きな変化がおきた。テイクアウト食品が増え、多くの加工食品を取り扱うスーパーが増えてきたことから、働く女性は、買い物や家族の食事の準備にあまり時間を割かなくなった。簡便な調理済み食品は、テレビや新聞の宣伝によってますますその販売量を拡大した。多くの家族が頻繁に外食するようになった。一方、子どもたちは、テレビやコンピューターに多くの時間を費やすようになり、あまり活発に動かなくなった。徐々に子どもたちの体重が増えて体型が変化し、90年代後半には、肥満はかなり深刻なレベルとなった。

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