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2012年08月27日 by 豊田 尚吾

これがないと暮らせない

 日々の暮らしの中で、「これがないと暮らせない」ものというと何が思い浮かびますか。人によってそれぞれだと思いますが、エネルギー・文化研究所のアンケート(本文末)によると「1日でもないと暮らせない」もののトップは「ガスコンロ(またはIHクッキングヒーター)」で、全体の487%でした。我田引水の典型のようですが、アンケートを作成した当人も意外な結果でした。やはり、外食や中食が一般化していますけれども、生活と調理はまだまだ切り離せないことが分かります。

 

 1日でもないと暮らせない」もの、第2位以下は「パソコン(446%)」「浴室(入浴)(365%)」「洗面台(327%)」「電子レンジ(317%)」「テレビ(地上波、ワンセグ、ケーブルその他すべてを含む)(273%)」「携帯電話・スマートフォン(228%)」「車(217%)」といったところです。

 

 もともとは、携帯やスマートフォンがどの程度なくてはならないものになっているのか、逆にテレビ離れといわれていますが実際にはどうなのかということに関心があり、このような質問をしました。結果としては、まだ携帯・スマホよりはテレビの方が暮らしの必需品としての存在感があるということが示唆されています。

 

 もちろん、ここに年齢要因が強く影響していることはご想像の通りで、携帯・スマホがないと「1日でもないと暮らせない」のは全体(全年齢平均値)で228%ですが、20歳〜24歳ではそれが397%になり、25歳〜29348%、30歳〜34310%と年齢階層が上がるごとにその数値は減少していきます。そして60歳以上となると「1日でもないと暮らせない」率は140%になります。

 

 一方、テレビでは「1日でもないと暮らせない」のは全体で273%。しかし20歳〜24173%、25歳〜29195%、30歳〜34201%、・・・60歳以上339と全く反対の動きをしています。スマートテレビ化が進めば、またこの数字も変わるかもしれませんが、従来型のテレビが生活者のデジタルライフにおける地位を失う流れは継続しそうです。

 

 「ガスコンロ(またはIHクッキングヒーター)」も20歳〜24307%、・・・60歳以上633%とテレビ型分布を示しています。この財に関しては、男女差(男性417%、女性556%)がもっと大きいのではないかと予想していましたが、案外小さかったなという印象を持っています。

 

 反対に「なくても何とかなる」と思われているのは何でしょうか? アンケートの結果では「タブレット端末(ipadなど)(925%)」「SNS(ツィッター、mixi、フェイスブックなど)883%)」「ゲーム機(855%)」・・・(中略)・・・「家の固定電話(601%)」「本(484%)」「携帯電話・スマートフォン(421%)」「車(408%)」・・・「テレビ(地上波、ワンセグ、ケーブルその他すべてを含む)(340%)」「電子レンジ(262%)」「パソコン(181%)」「ガスコンロ(またはIHヒーター)(116%)」「浴室(入浴)(57%)」。やはりお風呂に入らないわけにはいきません。まだ早すぎたのか、タブレット端末やSNSはなくても大丈夫と評価されていますが、5年後、10年後には大きく変わっているように予想します。

 

 実際のアンケートでは「1日でもないと暮らせない」と「なくても何とかなる」の間に、「3日ないと暮らせない」「1週間ないと暮らせない」・・・と細かく聞いており、財に性質によって評価は微妙に異なります。例えば「浴室(入浴)」は「1日でもないと暮らせない」では3位ですが、「3日ないと暮らせない」も加えますと1位になります。

 

 生活の必需品を知ることは、人々のライフスタイルを考える上で非常に重要なことです。ないと暮らせないということは、その財から多大な「豊かさ」を享受していると考えることができます。上記の結果は皆さんの感覚とあっているでしょうか。もし違うところがあるならば、生活改善の工夫のヒントになるかもしれません。

 

アンケート調査の結果


データ)大阪ガス エネルギー・文化研究所「ライフスタイルに関するアンケート(2012年調査)」
ネット調査(マクロミル):2012年2月21日〜29日実施、回収数5000
上段:人数 下段:%
※小さい図で見にくくて申し訳ありません